2014年02月10日

ゼロから始める魔法の書/虎走 かける

 ハロー! mukudoriお兄さん&お姉さんだよ!
2月といったら、この「ライトノベルな日常」毎年恒例の「電撃大賞受賞作連続レビュー」!!
 ……ぶっちゃけ裏話ですが……さっききちんと書いた記事があったのに……消えちゃったよ。あはははは……。
ということで、今回は最低限しか書きません。ちょっと気力を削がれちゃったので……。
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ゼロ魔

 魔女狩りが横行しているウェスニア王国。そこには獣堕ちの傭兵がいて、ある日フードを被った絶世の美女と出会う。「君の獣堕ちを治す代わりに、我輩の探し物を手伝ってくれないか」と言った彼女は魔女だった!? 第20回電撃大賞、大賞受賞作!

 帯の推薦文は、私がくそみそにけなした「魔法科高校の劣等生」の佐島勤先生です。
「この小説は面白い。本作を表現するのにこれ以外のフレーズはもう要らないのではないでしょうか。そういう訳で、是非、続きをお願いします」
ときたもんだ!
でも調子に乗ったのか、後書きの後にも解説文として2P割かれて「この小説は面白い。本作を表現するのに〜」……ん? おいおい、なーんか見たことある文章だぞー? 仮にも作家なら、語彙の引き出しはもっと深く持っていて欲しいですね。
 あと、作中でゼロ(表紙のヒロイン)が「絶世の美女」って言われまくってるんですが……イラストと合っていないように思います。百歩譲って「美少女」ってところじゃないでしょうか?

 ネタバレあらすじー。
 獣堕ちで傭兵の主人公。旅の途中で「お前の首を、魔術の生贄にしてやる!」と魔女から狙われる。そこでゼロと出会い、「じゃあ、我輩が君の獣堕ちを治すから、代わりに『ゼロの書』という魔法の本を探すのを手伝ってくれ」と言われて承諾。そして首を狙っている魔女――いや、少年魔術師・アルバスを捕らえると、「すみません! だって僕、魔術のペーペーだから、高位の悪魔を呼び出すのに『獣堕ちの首』がいい、って聞いて……。え、『ゼロの書』ですか? それなら、僕の入っている『ゼロの魔術師団』にありますよ」と、行き先はすぐに決まった。→アルバスの言っていた教団のある町に着くと、何故か仲間たちは殺されていて、三人も召喚陣に飲み込まれて、王城の牢屋に。そこで「十三番(本当に名前です。ちなみに男)、あなたが町の人たちを殺したの?」と、王様に取り入っている魔術師が現れる。ゼロだけは丁重に扱われ、傭兵には「獣堕ちが解ける薬」を渡され、アルバスは「お前が私の仲間にならないのなら、翌日火あぶりにしてやろう」と言われる。そこでゼロと決別する傭兵。→城下に下りた傭兵。そこでアルバス――いや、魔女狩りのきっかけを作った最初の魔女・ソーレナの孫である女の子が火あぶりにされている現場に着く。いてもたってもいられず、アルバスを助け出して追手を撒いて森の中に。アルバスの占いで「ゼロさまは城の塔に捕まってる! 助けてあげて!」と言うのでこっそり塔に行くと、「どうして、我輩を一度裏切ったのに戻ってきたのだ」「お前を助けたくて」「馬鹿……。もう離れないからね」とラブラブ。そこに現れる、『ゼロの書』を持った十三番。ゼロと魔法の一騎打ち。だが、ゼロが圧倒的に強い。ゼロは、『ゼロの書』が悪人に渡った時のために、わざと誤字を記してあったのだった。十三番は実は「この国から悪い魔女たちは滅びた! だが、正義の魔術師も少なからずいるだろう。だからこれからは魔法の自由を!」という理想のために『ゼロの書』で魔法を広めていたのだった。だがそんなことは看過出来ないゼロは、十三番と一緒に「世界中から魔法が無くなるような高位魔術」の召喚陣を使ったのだった。→エピローグ。結局、十三番を魔女狩りの黒幕にして、アルバスが「正義の魔術師」となって表舞台に立ち、十三番は火あぶりに(ただし、フェイク。本当は生きている)。傭兵とゼロは、「お前、昔十三番とどんな関係だったんだ?」「ん? ただの兄妹だが?」「兄妹!? 似てねえな!」「兄さんは、自分の美貌を悪魔との契約の対価にしたことがあるからな」「ふーん。それより、俺を人間に戻す約束は?」「この前ので、世界中から魔法を消したからな。魔力が戻るまで、当分掛かるだろう。それまで一生一緒だ」「ははっ、先は長いな」と、また旅に出たのだった。

 うーん、「魔術」と「魔法」をきちんと区別してくれているのは好感度大なんですが……いかんせん、話がつまらない。
 あと、伏線を頑張って張ったようですが……それがわかった時のカタルシスもあんまり無い。

 ごめん、全然面白くなかった。佐島先生、メガネの度数変えたらどうでしょうか?
 まあ、星2つ★★☆☆☆かな。プチ地雷です。でもゼロの「我輩」って一人称は可愛かったので。



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2014年01月12日

ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス/川原 礫

 みなさん、更新遅れてごめんなさい……。
いやー実は、前の記事を書いた直後から胃腸風邪に罹ってずっと寝込んでいました。
「みんなも元気でいてね〜!」って言ってる場合じゃなかった!w(てへぺろ☆) でも健康は大事だぜ! みんなは元気でいてね!
まあ一応回復したので、また週一ぐらいのペースで更新して行きたいと思います。今年もよろしくお願いしまーす!
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もう君を離さない

 シルフとケットシ―の会談を邪魔するサラマンダーのユージーン将軍を倒したキリト。世界樹の麓に一直線――だったはずが、大ミミズにリーファもろとも飲み込まれ、空を飛ぶことが出来ない地下道へ!? そこでは超G級の邪神と呼ばれるモンスターが闊歩していた……。ついに囚われのアスナに手が届く、第四巻!!


 うっほー!! やっぱり面白い!!
 キリトの無双っぷりがなんとも爽快ですね!
でも最後の門をくぐる時には仲間のみんなが助けに来てくれて、ようやく……とか。感涙。
サブキャラもいい味出してますねー。

 ネタバレあらすじー。
 キリト、リーファと一緒に地下道・常闇の国〈ヨツンヘイム〉へ。そこで邪神同士が戦っている――というより、一方的にいじめられている象クラゲ型の邪神を助けるとイベント発生。象クラゲ――トンキー(命名:リーファ)は二人を背中に乗せてくれてどこかに向かおうとする。その途中で邪神討伐隊に出会ってトンキーが倒されそうになるが、それはトンキーの表面部のみを攻撃しただけでトンキーは目映い光を放つ天使のような羽を持った姿に変身し、討伐部隊を散らす。トンキーがまた二人を乗せてどこかに向かおうとしている途中、なんとユージーン将軍の使っていた魔剣グラムを超えるという唯一の聖剣エクスキャリバーを見つける……が、いまは取る手段が無いので無念、諦める。そして二人は世界樹の根本の都市、アルンに着いた。→アスナもアスナなりに脱出しようとしていた。鳥籠から出て無機質で人工的な通路に入ってログアウトが出来る場所に入ってログアウトしようとすると――ナメクジみたいな管理人たちに出会って触手プレイを受けるww→一晩経ち、キリトたちもう一度ログイン。世界樹の根本でアスナに呼び掛けると、ユイの声がアスナにも届いてアスナはカードキーを鳥籠の隙間から落とす。それを受け止めて、「やっぱりママはここにいます!」と嬉しがる。キリトは世界樹の根本の門(ゲート)を超えて「中には超強力なガーディアンが何対もいるんだよ!?」というリーファの忠告も聞かず突撃。だが多勢に無勢で死ぬ。そこをリーファが助けに来てくれて、回復。「無茶しないでよ!」「ごめん、でも俺はアスナを助けないと……」「『アスナ』って……まさか、お兄ちゃん、なの……!?」「ならお前は、直葉なのか!?」と、ようやく気付く。二人は一度ログアウトし、「あたし、お兄ちゃんのこと、ずっと好きだったよ! 義兄妹なのも知ってた!」「スグ……悪い、俺はアスナのことが……。もう一度、アルンで待ってる」と告白を断る。ALO内でキリトとリーファはもう一度出会い、仲直りをする。そこにレコンもやって来て、ガーディアンモンスター再戦。キリトが圧倒的な技で立ち向かうが、苦戦しているところにシルフ・ケットシ―の同盟軍が助けにやってくる。→彼らの助けによって最後の扉に辿り着くが、ユイが「パパ、この扉は管理者権限でロックされています。普通のプレイヤーには何があっても開かない仕様です」と言う。だがアスナが落としてきてくれたカードキーを使って突破。その先に、みんなが夢見ていた『空中都市』は無かったが、アスナのいる鳥籠はあった。そして鳥籠を開くと、やっとアスナと再会。「助けに来てくれるって信じてたよ、キリトくん、ユイちゃん」と涙を流す。アスナがログアウト出来る地点まで行こう――としたところに、妖精王・オベイロン――いや、須郷が現れた。システムを書き換える須郷に、キリトたちは手も足も出ずに拘束されるが、そこで脳内に「こんな卑怯な相手に、あの時の私たちの戦いを侮辱されていいのか?」と声が聞こえてくる。その相手は――ヒースクリフ、いや、茅場晶彦(かやば あきひこ)。茅場の使う須郷より上位のIDコマンドで、須郷のレベルは下げられ、キリトには聖剣エクスキャリバーが与えられる。そしてキリトは、須郷を倒したのだった。アスナは無事ログアウト出来、キリトには茅場から『世界の種子』を与えられる。→キリトもログアウトし、アスナのいる病院に向かう。だがそこに立ちはだかる須郷。サバイバルナイフを使ってきたが、キリトはSAOの世界で培った技術で躱し、逆転。「殺す価値もない」と須郷をネクタイで拘束して放置した。そして向かうのはアスナのいる病室――。ようやく、君に出会えた。→エピローグ。SAO患者用の学校に通っている二人。シリカやリズがラブラブな二人に嫉妬の視線を向けている。そして茅場が残した『世界の種子』――『ザ・シード』は今回のようないろいろ問題があって衰退して行くだろうと思っていたVRゲームを安全適確にコントロールするフリープログラムだった。それは世界に広がって行った。ALOには、世界樹の上に更に――SAOの浮遊城・アインクラッドが装備された。「さあみんな、行こう!!」キリトの掛け声に、仲間たちは着いて行ったのだった。

 あー、いい話だった!
後書きで「これでALO編は終わりですが、実は1巻のSAO編からの長い長いプロローグだったんです」という川原先生の構成の巧みっぷりったら! 本当にすごい!
次のファントム・バレット編も面白そうだし、アニメ2期やらないかなー。

 文句なしの星5つ★★★★★です!!

posted by mukudori at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月23日

ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス/川原 礫

 今日は明るく自信を持ってオススメ出来る秘蔵っ子の紹介だ!w
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空を飛んで君に会いに行こう

 キリトが現実に帰って来ても、アスナはまだ目覚めない。毎日病院に見舞いに行くが、そこで出会った須郷(すごう)というアスナの父親の腹心の男が、「一週間後にアスナと結婚する」と言い出して!? そしてキリトにエギルから「アスナに似ているキャラのゲームの画像がネットに上がった」との情報が入ってきて!? ゲームの名前は「アルヴヘイム・オンライン」。妖精になって空を飛べるゲームだった。果たしてキリトはアスナを救えるのか!? 


 いやー、川原先生最高っす! 超面白い!!
これほど読む前から安定した面白さを伝えてくる作家はめったにいないでしょう!
去年のアニメ化の際に(私の地域は放送圏外でしたが……orz)リアルタイム更新出来なかったことが悔やまれてならない!
SAOアニメ2期も期待してるよー。ツタヤでDVD借りるから!

 ネタバレあらすじー。
 SAOの世界から目覚めたキリト、義理の両親と直葉(すぐは)という義理の妹と一緒に暮らしている。だがアスナは目覚めない。病院を国のお偉いさんに教えてもらったので毎日見舞いに行くが、そこで須郷という男が「君とアスナはゲームの世界で愛し合っていたようだが、僕はアスナと来週結婚式を挙げる。これも地位を盤石にするためさ。彼女が眠っているうちしか出来ないことだけどね」と言ってくるのでキリト激情を隠せない。→エギルのバーに行くと、アスナらしきキャラの画像がネットに上がっているという情報を聞く。その「アルヴヘイム・オンライン」(ALO)というゲームをさっそくプレイ。8種類の妖精の中から「スプリガン」という探索に長けた、黒が基調の種族を選ぶ。入ってみると、なんとそこではSAO時代のパラメーターが反映されていた。ナビゲーターピクシーとして、ユイも実体化する。その辺をふらついていると、リーファというシルフの少女がサラマンダーという攻撃に長けた種族相手に孤軍奮闘しているのを発見。SAO時代に培ったスキルであっさりサラマンダーたちを撃退するキリト。リーファと仲良くなり、飛び方を教えてもらったりしてシルフの領地へ。アスナが囚われているのは、「世界樹」というこのALOの中で「そこの頂点に真っ先に辿り着いた種族がオベイロンの恩恵を受けられ、永久に飛ぶことが出来る」という、これまで誰も到達したことのない超難関到達地点だった。それを聞いたリーファ、サラマンダーから助けてもらったお礼にキリトに助力を申し出る。→アスナは確かに世界樹の頂点の鳥籠に幽閉されていた。そしてオベイロンの正体は須郷。なんでも、SAO解放時に取り零した数十人をこの世界樹の中で飼っていて、実験材料にしていると言う。ついでにリーファの正体は義妹の直葉。レコンという友人の男子に誘われて、「お兄ちゃん(キリト)がハマったゲームの世界はどんなものかな」と体験してみたら意外とハマったのだった。→世界樹に行く途中の洞窟でサラマンダーの集団に襲われる。多勢に無勢だったが、SAOでの経験で「俺の命がある限り仲間は殺させない」という信念を持ったキリトは立ち向かう。いよいよピンチになった時、キリトはスプリガン特有の幻術を使い、巨大な黒い悪魔の姿になってサラマンダーを一網打尽にする。一人だけ生かしておいて情報を訊く。レコンからも連絡が来て、「サラマンダーの連中がシルフとケットシ―の同盟調印式を襲おうとしている」ということを知る。キリトとリーファ、それにぎりぎりで駆け付け、情報通りサラマンダーが襲おうとしていた。キリトは「自分はスプリガン・ウンディーネ同盟の大使だ。俺も襲うんなら4種族を敵に回すんだな?」とハッタリをかます。サラマンダー部隊の筆頭、サラマンダー領主の弟である『魔剣グラム』を持ったユージーン将軍は「オレの攻撃を30秒受け切ったら貴様を大使として認めてやろう」と言ってくるのでキリトも承諾。だが実際に戦ってみたキリトの強さでユージーンは「気が変わった。貴様の首を獲るまでに変更だ」と言う。まず、剣の性能が違い過ぎるので次第にじりじりと追い詰められるキリト。しかし途中で煙幕を張り、リーファの剣を借りて――SAO時代に培った二刀流で立ち向かい、ユージーンを倒した。そして会談は無事おこなわれた。→そのころ、アスナはこっそり盗み見ていた須郷のパスワードを鳥籠に入力して、自力で脱出しようと試みていた……。

 うむ、やっぱり川原先生は最高だね!
文句なしの星5つ★★★★★あげちゃうよー!
というか、秘蔵っ子と言うより、SAOも既読分が溜まっているのでそろそろスピード上げて消化して行かねば……という心境なのであります。

posted by mukudori at 00:17 | Comment(3) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月30日

アリス・リローデッド 02巻 ヘヴィ・ウェイト/茜屋 まつり

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メェはいつもおぜうさまのことを想ってるメェ

 魔法銃な私でも夢を見ることがある。これは未来の話。ロッキーが――撃たれて死んだ。原因は羊のメリーを殺されたことに関する激情によるものだ。ロックフェローというスナイパーの手によって、その命を絶たれた。だから私は回避しなければならない。そう、これは未来の話なのだ。だからロッキー、今度こそ助けてみせるぞ。


 あー、微妙だなー。
1巻の時点でも気になっていたルビ振りがウザいんですよ。
例:「あの糞のハエ(フライ・アバウト・シット)をメインディッシュの前に片付けるぞ!」
「風が味方(フォロー・ウィンド)ね!」
「私はただの銃だ(アイ・アム・ア・ガン)、ロックフェロー」

……とかね! 数えきれないぐらいあります。むしろ1Pの中に普通の漢字以外のルビ振りたちが無いのを確認する方が難しいです。

 ネタバレあらすじー。
 呪われし「黒の弾丸」を火山に捨てに行く途中、そこにゾォードの師匠だというアズールという魔女がミスターにコンタクトを取ってきて、未来を見せるという。そこではロッキーが殺されていた。→その未来を回避するためにミスターは動く。ルーフ・コルトンという男がロッキーのビッグホーン牧場のカウボーイたちを人質にとっているので、ロッキーたちはそいつを狩ることに。だが『魔犬・スティール』という男がルーフに味方している。しかもスティールはミスターと同じく未来から来て、今後の状況を知っているという。その場では見逃してもらえる。牧場に帰ると、メリー・イングラムというメイドの少女が出迎えてくれた。羊ではなく、この『人間』のメリーの死こそが、ロッキーの死の元凶だったのだ。→ルーフを追うが、逆に捕まることに。ルーフの企みは、ビッグホーン牧場でハバハリ族という原住民の娘たちを処刑して、原住民と新住民で大戦を起こすことだった。ここにバンプが助けに来てくれて、とりあえず縄を解かれる。だが撃ち合いになったところで――足手まといだと思っていたメリーがその強さを発揮する。「一生使うメェと決めた、イングラム家一子相伝――『殲滅古流剣術(エクスターミネイテッド・フェンシング)』。味わいたいなら掛かってくるメェ!」と、フランベルジュ付きの銃剣で戦うメリー。超強い。メリーの強さで敵を殲滅。そしてハバハリ族の娘たちが処刑される前に急いでビッグホーン牧場に行く。途中、ロッキーの死んだと思っていた母親が実は生きていることをメリーから聞かされる。それを知って、ロッキーは女王としての心構えを正す。ぎりぎりのところで処刑に間に合う。そしてハバハリ族の少女たちを助けて逃がす。だがハバハリ族の斥候たちは一度バンプが「この子らを逃がしたら俺たち……じゃねえけど新住民が自分たちを処刑しようとしていた……って一族に伝えられるんじゃないか? いっそ殺しとくか?」と銃を抜いたのを見逃さず、帰って長老に伝えていた。→そして避けられない戦争前の緊迫感。アリスとミスターが話し合いに行く。そこには二人で一つな双子の十代後半のハバハリ族の長老――バトゥーマが。話し合いを長々と平行線で続けるが、そこにアリスの鶴の一声。「――バッカじゃないの! みんな頭良さそうに理屈をこねこねしてるけど、いまここで誰か一人でも――戦争になった後で涙を流す人のこと思って発言した!?」。この時のミスター、「……なん……だと!? あのアリスが正論を言ったように聞こえたぞ!?」と驚愕ww そして長老・バトゥーマたちは「わかった。その証としてルーフを殺してこい」と妥協してくれる。→戦いになる。魔法弾を使ってくるロックフェロー相手に善戦する。だがメリーがルーフの人質に取られて、防戦一方。しかしそのルーフを、ロックフェローが「貴様は戦いを汚した」との理由で殺す。対ロックフェロー。何キロも先にいる相手に拳銃でどうするかと言ったら――魔法弾の『青き蝗虫(ドラッガ)』という、「一度行った先に飛べる」というものを使う。ロックフェローが居たのは――ミスターが夢で見たショットガンクイーン……「ロッキーの墓」があった場所だったのだ。アリスはロックフェローを「殺したくない。本当はいい人だよこの人」と言う。ミスターもロックフェローがスティールに人質を取られていることを知る。人質解放の条件がロックフェローの死であることも。そしてアリスたちはロックフェローを殺すふりをして谷底に落としたのだった。→その後、スティールのこと以外は解決したかに思えたが、ビッグホーン牧場に荒くれ者(バンディッツ)たちのおびただしい死を生贄にした闇の儀式場が開催されていた。その主はスティールをも跪かせる相手――『闇の王(マスターダーク)』だった……。

 正直に言うと……序章の方はぶっちゃけ50Pぐらい訳わからんので飛ばしてます……。過去なのか未来なのか大アリスの時なのかよくわからんのですよ……。
 中盤も50Pぐらい要らん描写なので飛ばしてます……。ま、まあ最終的な結論がわかればいいよね! ということでw
 でもメリーが戦闘モードになるところは燃えたなー。一回きりしか活躍しないんで、もっと見たかったですね。

 んー、今回は星2つ★★☆☆☆かなー。プチ地雷です。

posted by mukudori at 17:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月19日

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 02巻/藤まる

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俺の妹に彼氏が出来る訳がない

 今日はなんだか光の様子がおかしい。交換ノートで訊いてみると――「妹ちゃんに彼氏が出来たよぉぉぉ!!」とのこと。なんだと!? 雪瑚(ゆきこ)に彼氏だと!? ……うん、それはいいことだよね。応援しよう。でも雪瑚のやつ、さっきからなんか俺に対して変な態度なんだけど――? 第19回電撃大賞金賞受賞の人格交代ラブコメ第2弾!


 ブヒィィィイイイイ!! 萌え豚ホイホーイ!
妹ちゃん可愛いよ妹ちゃん。
かすみちゃんも可愛いよぉ! ……ちょっと病んでるけど。
 つか、この主人公のホモからの狙われっぷりはどうなの?w 面白いからいいけどw

 ネタバレあらすじー。
 光がノートで何やら怒っている。問い詰めても暖簾に腕押し。訊いたら逆切れ。ようやく気が付くと、光の誕生日が来ていたのだ。主人公はお絵描き好きな光のためにペンタブレットを購入してやることに。超喜ばれた。だが光は次のノートで……「妹ちゃんに彼氏が出来たぞぉ!」と衝撃の事実を書いてきた。→光のツイッターアカウント、「セクシードリーム」を見ると、どうやら昨日美少年がやってきて、雪瑚にラブレターを渡したそうだ。そのお陰で雪瑚は今日機嫌が悪いらしい。光の「ショーシャンクごっこ」の所為で風邪を引いたため、雪瑚が看病してくれる。ナース服だったり、白スク水だったり……裸エプロンだったり。しかし鈍感な主人公は気付かない。風邪が治った日、木下薫(きのした かおる)という美少女に見まごう美少年が家にやってくる。この子がラブレターの差出人らしい。雪瑚はいろいろと理由をつけて主人公に「否定して欲しい!」的なモーションを掛けてくるが、主人公は応援モード。そして後日、主人公同伴の元、薫を呼びつけて返事をしようとすると――「ぼく、おにいさんのことが好きなんです」……とのこと。「おにいさんってとっても見た目が怖いじゃない? 身体が大きくて目つきも鋭くて、誰も寄せ付けない一匹狼な雰囲気で。でもそれでいて、どう見てもヘタレで情けなくて女の子と手を繋ぐのだって精一杯な童貞臭溢れるしょぼいところがあるじゃない。そこがなんだかとっても魅力的ですごくいじめてみたくて、ぶっちゃけこんな人を虐げることが出来たならきっと僕の嗜虐願望が満たされると思うといてもたってもいられなくてそれで告白するってことを決めたんだから今日ここでいい返事がもらえなかったらボクはおにいさんに首輪をつけてでも僕のものにするつもりで覚悟を決めてきているから、是非雪瑚ちゃんにも協力――」とのことww 断って逃げる主人公w→ある日、光人格と変わる時間が普段より5分早くなっていることに気付く。「せめて泳げるようになってギャルやイケメンのお尻を追っかけまわしてから消えたい!」……とのことで雪瑚からもらった二泊三日旅行を、風城くんやかすみちゃんと一緒に強行。二部屋に分かれる事態があるが、風城くんは「坂本、俺がお前と二人きりだと、光になった時点でお前を襲うかもしれない」「いや、待て待て。身体は俺だぞ?」「別に俺は構わないとかww 藤まる先生サイコーっす!w 二日目で光がカナヅチアピールをしていたので、三日目の主人公はかすみちゃんに泳ぎを教えてもらうことに。ちなみにこの時の海水パンツも……セクシードリームw 旅行が終わり、光は「やっぱり、くよくよするのやめた! 私に出来ることをやるしかないよね!」と前向きな発言をする。→光が怪しい指輪を買ったり、「葉月パフェ最高〜!」と怪しげな書き込みを。雪瑚のブログを開いてみると、「葉月屋」という店のパフェのことらしいので行ってみると、香寺美紗貴(こうでら みさき)という、主人公の通っている高校の後輩がウエイトレスをしている。しかも結構親しげな様子。だがどんどん減って行く主人公の財布の中身。光を問い詰めると、「美紗貴ちゃん、母子家庭で弟や妹がいて可哀想な子なんだよ! だからネックレスとか買ってあげた!」とのこと。騙されて貢がされてるよお前……と言っても、光は聞かない。ので、主人公が直談判してやると「ふっ、ようやく気付いたんですの? 私があなたごときを相手にするはずないじゃありませんか」と本性を表す。そして別れた後、今日自分たちの跡を付けてきていた雪瑚のツイッターを見ると、『あ、あの女! おにいさまになんてことを……! あっ、ネックレスを質屋に持って行ったのです! 金に換えていたのです! 今度はさっき買ってもらったスカートをリサイクルショップに……。お? どうやらちょっと落ち込んでいるようです? どうせ高く売れなかったからなのです。あっ、チンピラにぶつかったのです! ざまーみろ、ここから凌辱エロゲ展開に持っていけーなのです! ……なの、ですが……おにいさま!? どこに行っちまったんです!?』と、ピンチに陥っている美紗貴を探して助ける。チンピラたちは主人公の顔の怖さで逃げる。そして辺りに散らばっていたのは子供服――。美紗貴の言っていたことは、一部だけ真実だったのだ。それを知って「今日の俺のことは忘れてくれ。明日の俺はまた君のことが好きになっているからさ」と言って別れる。その後、美紗貴からは「またパフェ食べに来て下さいね。べ、別に材料が余ってるからで、先輩に食べて欲しいから、とかじゃありませんから!」とツンデレを発揮したのだった。→美紗貴と一緒に花火大会に行くことに。「去年の花火大会は別の人――とても優しくて頼りになる人と来たんです」と意味深に言う美紗貴。いぶかる主人公にプリクラを見せてくれる。そこには――光と一緒の美紗貴の姿が。そう、光は生前、葉月屋によく通っており、美紗貴と友達だったのだ。そして美紗貴は主人公に告白をするが、主人公は「悪い。俺が好きなのは――もっと馬鹿でマヌケで、でも一緒にいて楽しいやつなんだ」と断る。「今日の美紗貴はあなたの好みの美紗貴でしたか?」最後にそう訊く美紗貴の表情は、泣きそうなものだった。そして次の夜、主人公が目覚めたのは――4時29分。もっと光の時間が短くなっていたのだった。→主人公と光は話し合って、母親の陽菜子に真実を告げよう、と言う。しかし光にその勇気は出ない。なので主人公が会いに行くが、そこで「何度もスイカ畑からこっちに来るのか来ないのかわからない百面相をしてたわねぇ」と言われる。光は光なりに必死に頑張っていたのだった。「話しても、もう一度自分が消えてしまったらどうするんだ」――と。主人公も何も言えない。だが主人公は、アラームに設定された光の録音ボイスを最後まで聞いて、「自分が光を助けてやらなくてどうするんだ!」と思いいたる。陽菜子さんに会いに行こうとするが、行方不明。だが先日聞いた、光と陽菜子さんの思い出のお月見場所――裏山のてっぺんに行くと、陽菜子さんがいた。行方不明になっていた真相は――「『エデン』って人気アイドルグループのコンサート追っかけをしてましたw」という頭痛がするようなもの。主人公はそれで意を決して、自分と光が二心同体だということを明かす。最初は信じてくれてなかった陽菜子さんだが、親子でしか知らない秘密を明かすと涙を流す。主人公はそれを見て、「明日、光を会いに来させます」と言ったのだった。→明後日の主人公。光は陽菜子さんに会いに行っていなかった模様。しかし、スイカ畑を挟んで目が合ったので手を振って投げキッスをかましていたらしい。そして美紗貴ちゃんから昨日メールが着ていて――「坂本さんって『チョロ月』とか『童貞』とかけなされるぐらいの人がお好きなんですね」と光のことが好きなのがばれてしまった。パソコンのデスクトップには、誕生日にプレゼントしたペンタブで描かれていた絵が壁紙にされていた。お母さんとの約束のてるてる坊主には、「今度は二人で会いに行きたいね」と書かれていたのだった。だがその夜見た夢には、「お前の寿命全てで光を――」と怪しいフードの男が出てきたのだった。

 ううむ、面白い。
だが今回は「妹に彼氏が!?」と煽りにあったのでそれ中心で進むかと思えばそうではなく。
しかしそうとは言っても伏線回収はバッチリ(怪しい通販の指輪以外)で唸らされてしまう。
ぐぬぬ……。よし星5つ★★★★★持って行け! 面白いのは確かです

 あ、水曜更新出来たよー。褒めて褒めてー(ノ´∀`*)

posted by mukudori at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月11日

エスケヱプ・スピヰド 02巻/九岡 望

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失った羽の分だけ、少年は高く翔ぶ。

 尽天を出て、ついに東京・八洲にやってきた九曜と叶葉。そこで出会ったのは第三皇女を名乗る鴇子(ときこ)という少女と菊丸(きくまる)という機械兵――。そして更には死んだはずの鬼虫、蜘蛛と蟷螂にも出会い――!? 第18回電撃小説大賞受賞のハイスピード・バトルアクション、第2弾!


 ううむ。やはり面白い
 そして、九曜と叶葉の関係が可愛いんですよもう!!
手をつないだり、膝枕したり、剣菱(けんびし・参番式、蟷螂)と巴(ともえ・弐番式、蜘蛛)が敵をあぶり出す際に叶葉たちを囮に使った時の事実を知って「そんなことのために彼女を危険に晒したのか!」と珍しく激昂したり。お前らリア充だな!
 そして1巻の時には「これは1巻で完結して欲しい作品ですね」とか言ってた私ですが、あっさり手の平返しw
いや、だって他の鬼虫たちが魅力的なんだもん……。九曜のことを弟みたいに扱ってて、なんだか家族みたいで可愛いんだもん……。

 そんなこんなでネタバレあらすじ、行っくよ〜。
 九曜と叶葉、東京へ。そこで捨三(すてぞう)というオヤジの経営している食堂に入って食事。だが九曜の手が機械であることを見咎められ、最近巷を騒がせている機械兵と人間のコンビの泥棒ではないかと疑われる。→誤解を解いて食堂を出ると、巨躯の機械兵に襲われる。そこをなんとか戦っていると、機械兵の主である少女――鴇子が戦いをやめさせ、「私は第三皇女だ。お前、私の護衛になれ」と言ってくる。九曜、瞬時に「断る」と返すw 鴇子たちは九曜たちに護衛と食事目当てに着いてくる。叶葉が「お店に謝りに行って、泥棒さんの汚名を払拭しましょう」と鴇子に言って、色々なところに謝罪に行き、最終的には捨三の店で叶葉の料理の腕を見せて働かせてもらう。→途中、迷子の幼女と出会い、兄を探してあげる。実は幼女は巴で、兄(という言い訳をしている)のは剣菱だった。働いた分のお金で叶葉と鴇子は一緒にワクドキお風呂タイム。ここで九曜は待っている間に菊丸と将棋をするが、負けてばかり。「第一、小生にこんな遊戯は向かぬのだ」と言い訳ww 鴇子は冷凍睡眠から目覚めてから、前の記憶が無いと言う。唯一覚えているのは、「くらぎ」という単語のみ。→九曜は単独で八洲の裏の顔である電磁制御室に潜入し、情報を得ようとする。すると「ー木(くらぎ)基地」という名前が出てくる。そこに現れたのは――二対の刀を持った、鬼虫参番式・《蟷螂》夜叉の剣菱だった。話によると、巴が剣菱を生き返らせたと言う。→そのころ、店で働いていた叶葉と鴇子の元に、怪しげなマントを被った男が現れる。そして鴇子の素性をも知っていた。叶葉は機転を利かせ、鴇子・菊丸と逃げ出そうとする。しかし街外れにやって来た時、男は鴇子の首を狙っていることを告げ、「斑猫(はんみょう)」と言う「甲虫式」を出してくる。そこに颯爽と現れる九曜たち。しかし怒りで頭が染まっている九曜はピンチに。そこで巴がやってきて、蜘蛛で相手を滅殺・捕縛する。元より鬼虫の中では学者畑であった巴は斑猫の頭のデータを探り、この甲虫を作っているやつらが敵だと言ってくる。→鴇子は念のために休ませ、一人店で働く叶葉の元に帝都偵察部隊の可児(かに)という男が情報を求めにやってくる。叶葉はどこかで聞いた名前だとは思いつつもわからないまま。ー木基地へと向かうみんな。基地にたどり着くが、鴇子は「似ているけど違う。私が月を見上げていたのはこの場所ではない」と言う。先に進もうとするみんなを、警告を出して止める菊丸。そして警告を無視しようとすると九曜に襲いかかってくる。だが叶葉と鴇子の甲種指令で戦いは止められる。基地の奥に進むと、だんだん鴇子が記憶を取り戻してくる。病院の処置室のようなその部屋に至った時――鴇子は思い出す。皇女を模した「A等複製人間417号」――それが自分の本当の名前だと。菊丸が隠したかったのはこの真実だった。→そこに新たな甲虫式《天牛(かみきり)》がやってきて九曜たちに攻撃をする。戦線から離れて自暴自棄になっている鴇子に叶葉が「この件が終わったら、一緒にお鍋食べる約束しましたよね。鴇子さまがなんでも関係ないです。だってあたしたち、友達じゃないですか」と、鴇子の全てを受け入れる言葉を与える。「友達が出来た」。それは鴇子にこれ以上ないほどに生きる理由を与えたのだった。→九曜と菊丸のところには二機の天牛が。だが菊丸が装甲を脱ぎ捨てて奥の手の「空気圧縮攻撃」を使い、天牛を撃破する。九曜は得意の「電磁制御精密操作(エレキテル)」で身体から軍刀へと電磁を流して「戦術電刃(イナズマ)」で斬り伏せた。→そして可児たち中央がこの騒ぎを見過ごすはずもなく、鴇子は自分の運命に立ち向かい、情報を与える。最後に可児は、尽天の海中で蜂と蜻蛉の引き揚げ作業が始まっていると九曜に伝えた。→約束通り、みんなでお鍋。鴇子と九曜が肉を取り合うw 考えることは多々あるが、いまはとにかく鍋が美味い、それだけで良かった。

 うん、九曜が蜂を失ってどうするのか、というのに答えをくれて良かったですね。
 まあ途中、「敵がブレードをパージさせ、」とかいうFF13なの? っていう訳わからん描写もあったりしましたがw
 それに何より、他の鬼虫のキャラが立ってて良い!!
巴艶やか可愛いよ、剣菱カッコいいよ。しかも無双状態だしw
 最後の鍋の描写も良かったですね。まさかクマさんワッペンの伏線(?)がここでも生きてくるとはw
そして挿絵の秀逸さ! 菊丸がエプロンをして頬を染めているとかww 238Pの剣菱のすね毛ww といい、レーターさんいい仕事してるなー。

 ダレることもなく、途中で九曜と叶葉の関係にニヤニヤさせられつつ……星5つ★★★★★、オススメです!

posted by mukudori at 18:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月20日

正義の味方の味方の味方 01巻/哀川 譲

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正義の味方、始めます。

 弱体化した悪の組織、秘密結社ゼロウ・ファミリーの一員である俺……鳥坂橙也(とさか とうや)は総帥である一ノ院凛奈(いちのいん りな)と今日も明日も細々としたファミリー生活を送っていた。だがそんな時に、「これから、前総帥(凛奈のおじいちゃん)の推薦してくれた学園に通うわよ!」と凛奈が告げる。さてはてどうなる悪の組織。第16回電撃大賞最終選考作で、電撃文庫に暗雲をもたらした問題児、哀川譲作者先生の送る逆転ヒーローストーリー!

 ラノベに詳しい皆様ならご存知かと思われますが……この作者先生、あの名高い「おかま事件」の主犯です。
電撃もクビにしたかと思えば、……な、なんと新作を出すだとぉ!? ……電撃の懐の深さに驚嘆するあまりでございます。
 ということで買ってみたこの一冊。

 ネタバレあらすじ行くよー!
 主人公と凛奈、ヒーロー養成学園である白陽花(はくようか)学園に転入する。そこでのクラスはDH科。なんのことかと思えば、DH(ダーク・ヒーロー)を養成する学科だった。→転入時、バスを待っているとそのバスはヒーローに恨みを持っている人物によりバスジャックをされていた。自転車で駆け付ける主人公たち。そしてガラスを割って、バスの内部に入り込む。主人公の能力で楽々犯人逮捕。冬咲姫紗希(ふゆさき きさき)という氷の魔導を使う少女と出会う。→犯人逮捕も終わってようやく学園に転入。そこで主人公たちは「学費:-10万円」という毎月10万円を稼いで来なければ退学、という苦行を科せられる。学費の件は「依頼クエスト」をこなすことで貯められるらしい。そこでカノンという同じDH科の魔女と大狼(おおがみ)というどう見ても犬な人語を話す生物と出会う。みんな奨学生のため、姫紗希も集めて5人で力を結集して「ボッチ」という巨大な猫の面倒を見るクエストに挑戦。だがボッチはこっちを新しい遊び道具とでも思っており、半死半生。最終的には主人公のパンチでボッチ撃破。だが依頼物に傷をつけられたということでクエスト達成ならず。主人公には更に5万円の懲罰を喰らわされる。→いろいろクエストを達成していく中で、「旦那の浮気調査をして欲しい」という高額クエストに出会う。すると、剣井(つるぎい)という女教師がその相手らしい……と調査していくと、なんと正義感の強すぎる剣井先生はみんなすねに傷のあるDH科の生徒を抹殺しようと手を回していたのだった。序盤のバスジャック事件もその一つだった。→主人公、剣井と対決。しかし怪人封印をされている人間の身体では負けてしまい、凛奈と姫紗希を人質に取られる。→リベンジ。大狼の鼻の追尾能力を使って、二人が拉致されているアジトに潜入。そこで凛奈に主人公は制限解除をしてもらって、昔の怪人の姿――ジャック・ランタンに戻る。ジャックに戻った主人公の力はすさまじいもので、一気に勝負を決める。→主人公は昔――ヒーローと怪人が対決をしていたところで重症を負い、6歳だった凛奈がアジトで介抱してくれた時から、命を救われた代わりにこの少女を守ると誓ったのだった。「わたしは、橙也がずっと守ってくれなきゃいけないぐらい、弱いからね」という言葉に主人公はうなずく。それが正義の味方の味方の味方なのだった。

 うーん……普通の展開だなー。そしてプロットも浅くて先が読める。
DH科のクラスメイトが魔女やら狼やらの伏線も、後書きで「次巻があるかはわかりませんが……」とか言ってる割に放りっぱなしだし。4月に2巻出るし。作者先生よぉ……お前、100%次巻のことすでに担当編集と話し合ってるだろ。
 正直なところを言いますと、私……「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫) [文庫] / 哀川 譲 (著); H2SO4 (イラスト); アスキーメディアワークス (刊)って結構好きだったんですよね……。イラストも可愛かったし、表紙買いでした。内容も突っ込みどころがありつつも、まずまず面白かった。
ただ……「バカテスのパクリ」と指摘されている部分が、どうして作中で関係のない口絵カラーとかのページで使ってくるかなあ。そこがこの作者の残念さというか浅慮というか。まあ、一番ひどいのはパクリが口絵の部分だけじゃなく、バカテス以外からも盗用してるってことなんですけどね。
 あと、後書きで作者が平身低頭、関係者への感謝の言葉だけで埋め尽くされているのがなんともww やっぱりおかまの件は触れないように決めたんでしょうか。「僕はクリエイターとしてけして許されないことをしました。けれど、こうしてもう一度みなさんと出会えているのは――」……とかだったら炎上商法でかなり売れたと思うんですが。

 まあ、これが作者の本来の実力なんでしょうね。星2つ★★☆☆☆プチ地雷です。

posted by mukudori at 01:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月17日

彼女はワロスの盟主さま02巻 無限の闇と夢幻の光/光野 鈴

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ゲームマスター・ワロス

「不眠王」を倒し、「七つの大罪(セブン・ギルティ)」に夏がやってきた。後は三すくみの相手を倒せば天下統一! ……だがしかし、そこで直面するのは目下のお財布事情!? そして忠太たちを狙う一般軍団もやってきて!? 自画像がいつも猫キャラで可愛い光野鈴先生の最新作!


 ふふふ……なんのかんの言いつつも、今回も買ってきましたよ!
しかし値段が……350Pで700円オーバー……(´;ω;`)
光野さんごめんなさい……。こんな時、どういう顔をすればいいかわからないの……(エヴァ)。

 ……おいおい。最初の口絵カラーで天音(あまね)先輩パンチラしてんじゃねえかよ! その後の長口絵でも寧々ちゃんと一緒に下着姿っすか! たまんねえな。うひょー! ……こほん、それは置いといてネタバレあらすじだよー。
「七つの大罪(セブン・ギルティ)」に小梅(こうめ)と月絵(つきえ)が加入してくる。みんな歓迎モードだが、月絵は天音先輩が尊敬に値しなければすぐに反旗を翻す、と言ってくる。そして天下統一のためには「ダーク・メランコリック・ポイズン」と「オブリビアス・ワンダリング・タナトス」を倒さなければいけない、と天音先輩が言う。「じゃあ、ダメポとオワタですね」と言う主人公ww→同盟は資金不足のため、個々人3万ゴールドを目安に資金繰りに走ることに。お金を稼ごうとする主人公に、何故か毎日いろいろな軍隊が戦闘をふっかけてくるので結局お金は3000ゴールドしか貯まらず。放課後、ヤケ酒ならぬヤケ紅茶を飲んでいるショコラ……翔子先輩に言わせれば、主人公は「へたれ王」の称号を持っているが故にその称号を狙った輩がちょっかいを出してきているとのこと。→ワロスのWikiがあるとの情報を手にした主人公はインターネットで検索をかける。そこには「七つの大罪」のメンバーが賞金首になっていた。最近、主人公たちが狙われていたのはその所為だった。主人公たちはWikiのシステムを逆手に取り、嘘情報を書き込んで撹乱させることに。「これぞプレイヤースキル! 操り人形の涙(スピリチュアル・テイム・マジック)!」「略してステマですね」ww そしてその集会の帰りに主人公は小梅に告白される。それは波紋となって「七つの大罪」を揺らす。ここでの嫉妬して女子力上げようとする寧々ちゃん可愛い!→ダメポに夜襲をかけるが、甘寧の鈴の音であっさりばれる。そこで襲撃者でありWiki管理人「SUNK HOODOOS A(沈められた疫病神A)」と出会い、倒す。このことで、ダメポは「闇の力(課金)」も許容している同盟だと気付く。→主人公たち、「敗戦後はレアカードが出やすい」という裏技に気付き、そこで一攫千金。しかし途中でゲームマスター「乙・エロ」が出てきて、ワロスのシステムは調整をされる。その後、現実でパーティを開いていたところに、先ほど倒したはずの「沈められた疫病神A」がこのワロスでは「ありえない復活」をして襲撃してくる。→なんとか撃退。しかし「次の闇が訪れる時が、お前たちの最期だ」と意味深なことを言って去る。→ダメポに夜襲をかけるが失敗。そこに翔子先輩がやってきて、「ダメポの盟主は私よ。ほら、『SUNK HOODOOS A(沈められた疫病神A)』はアナグラムで実は『SONODA SHOUKO』なのよ」と言ってきた。Wiki管理人も、懸賞金制度も、ダメポが襲ってきたのも、全ては翔子先輩の手の平の上だった。1巻で倒されたのに復活出来たのも、同じ一桁ナンバーであり、藤堂コーポレーション後継者の資格を持っている翔子先輩の兄の携帯を譲ってもらっていたからだった。そしてなお且つ、翔子先輩は主人公たちの頼みの綱である「心眼(授業中もポケットの中で携帯をいじってゲームを進める行為)」を封じられてしまう。その後、いろいろ策を練るも断念。と、主人公がベルフェゴール先生(「畑王」称号持ち)に呼ばれて、「自分を倒してものすごくレアな『王殺し』のスキルを手に入れろ」と言ってくるが、主人公は「先生も僕らの仲間なんだから、そんなことは出来ません!」と退ける。→翔子先輩が更に課金をしてこようとした時、乙・エロさん――いや、「乙」ではなく「Z(ゼット)」であり、「オワタの盟主でゲームマスターのZero、虚無の王」が参加してくる。Zeroはこの場にいるみんなを消そうとしてくるが、ムスメAIの涙にほだされて「一週間」という猶予を持たせてくれる。代わりにムスメアバターを人質にされて。→主人公たちは策を講じる。そして天音先輩から、主人公は翔子先輩を説得するように頼まれる。一対一の決闘で、事前に発見していたバグを使って主人公は課金しまくりの翔子先輩を下す。→決戦の日。主人公たちはレアカード集めの時の資金で船を買い、奇襲することに。そして決戦の地にはサーバー処理が追いつかないほどのプレイヤーが集まり、ピクセルが星々のようにきらめく。だが、虚無の王のHPゲージはまだ残っている。そこを主人公が仲間に守られながら、最後の一撃を繰り出す。その瞬間は、カウンターを喰らった主人公の方が先に倒れるかと思ったが、虚無の王は自らゲームマスターの権限で死を選んだ。最期に、天音先輩がゲームマスター……父親の藤堂に言葉をかけることが出来た。「出来ることなら、次は現実で一緒にゲームをしたい」――と。主人公は感傷的になっている天音先輩に声を掛ける。「きっとゲームマスターはいまみたいにみんなが笑って暮らせるようなゲームを作りたかったんですよ。だから"ワロス"なんです」と。→主人公は先延ばしにしていた小梅の告白を断る。そして天音先輩に告白をしに行く。先輩は「自分があっちの世界に置き忘れた大事な心を取り戻したら返事をするよ」と笑顔で返してくれた。そう、これは高校生たちの「不思議でロマンに満ちた物語(ワンダー・ロマンシング・ストーリー)」。

 ……驚いた
1巻より、断然文章が洗練されている!(上から目線でサーセンww) 地文に挟まっている寒かったダジャレが少なくなっているんですよね。そこだけでもこの光野さん……いや、光野先生の成長を感じられますね。……まあ、「ジェラシー? そんな感情なんて白々しい(しらじぇらしー)」「水漏れだー! うおー! たー!」……とかも残ってるんですけどね。おお、寒いw
 そして相変わらず、2ちゃんねるネタ(語)多いなーw 「DQN」とか「オワタ」とか「ダメポ」「くんかくんか」「キリッ」とか。まあこのへんの受け取り方は個人の感覚かな?
 あと、主人公の口癖が「うひょー」から「うっしっし」に進化(?)w
 ところで吹いたのは、主人公がノートパソコンに「パソ子(小梅命名)」とつけているところですね。私のパソコンと同じですよチクショウww あっ、ダサいって言わないで!
 でも感動したのは、「ワロスの流れ星に願いを唱えていれば叶う」という序盤のギャグみたいな伏線をちゃんとラストで機能させたところですね。あ、でもベルフェゴール先生の伏線は回収出来てなかったかな? どうなったんだろう。

 むむぅ……。作者の成長をしっかりと感じさせ、伏線の回収にも余念がないこの一品。よし、星4つ★★★★☆だ! でもやっぱり打ち切りエンドなのかな? だとしたらなんだかんだ言ってきましたが、悲しいよー。

posted by mukudori at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする