2013年12月11日

灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ/十文字 青

灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)
十文字 青 白井 鋭利

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隣り合わせの灰と青春

 暗闇の中、十八人の男女たちは目覚めた。光が射す方に向かうと、そこで知らされたのはここがファンタジーの世界であるということ。主人公、ハルヒロは案内人に着いて行くと、街の名は「オルタナ」。そこにある義勇兵団「レッドムーン」の本拠地で「義勇兵になれ」と言われる。だけれども、自分たちの名前しか思い出せないまま、ハルヒロたちは「見習い義勇兵」となったのだった。新鋭、オーバーラップ文庫が提供する成長型ファンタジー!


 うーん、これあんまりスカッとしないなー。
いや、最近流行りの「俺TUEE!」をちょびっと期待していたんですけど、ハルヒロが職業:盗賊になった意味も1巻ではわからないし……。2巻では解決されるのかな?
 あと、作者改行しなさすぎ
小説の作法とかあるんでしょうけど、詰め込み過ぎで読み難かったです。

 ネタバレあらすじー。
 主人公たち、暗闇で目覚め、義勇兵となるためにレッドムーン本拠地に連れて行かれる。そこであぶれ者となった主人公たち――ハルヒロ(盗賊)、ユメ(狩人)、シホル(魔法使い)、ランタ(暗黒騎士)、モグゾー(戦士)、マナト(神官)でパーティを組む。→二十シルバー溜めると正規の義勇兵となれると聞き、雑魚敵のゴブリンたちを相手に毎日奮闘。お陰で「ゴブリンスレイヤー」という汚名を付けられるほどに。だがある日、普通のゴブリンより大きなホブゴブリンを相手にするが、敵わない。逃げ出したところでマナトが背中に深い攻撃を喰らって死ぬ。悲しむ主人公たち。→だがメンバーの傷を回復してくれる神官がいないと何にもならない、ということで知り合いの伝手でメリィという女性神官を新たに加える。しかしこのメリィ、顔も腕もいいが、つっけんどんな態度で主人公たちと一緒に戦おうとしてくれない。怪我を回復するのもメンバーの身体がぼろぼろになってから。でも主人公はメリィをなんとかパーティの一員にしたくて、ハヤシという以前メリィと一緒にパーティを組んでいた男から話を訊く。すると、メリィは昔前線に出て必死に仲間を守ろうとするような神官だったが、ある日パーティがちょっと背伸びして上のグレードの敵と戦って、ハヤシ以外はみんな死んだことがトラウマになっていると聞いた。主人公がメリィに「俺たちは前に神官だったマナトを亡くした。メリィにもそんな風になって欲しくない。だからみんなで守らせてくれ」と言うと、メリィも心を開いた。→そしてホブゴブリン再戦。今度はメリィも積極的に戦いに参加してくれたお陰で無事、ホブゴブリンを退治出来た。そして溜まったお金で一人二十シルバーの正式義勇兵団章を全員がもらう。マナトの墓前にも、供えてあげた。→そのころ酒場ではソウマという義勇兵の中でも最高クラスの実力を持つ団員が「不死の王(ノーライフキング)の目覚めは近い! 我こそは、と思う者、俺に着いてこい!」と義勇兵たちを鼓舞していた。

 ……ランタうぜぇなあ……。対して活躍もしてないのに、「俺の悪行溜まった! これで俺の見えないパートナーの『ゾディアックん』が気まぐれに敵の手足にちょっかい出してくれるかも!」と、職業を単なる名前のカッコよさで「暗黒騎士」を選んだ時に「憑いてくる悪霊が何かをやってくれるかも!」と、実際どういう効果があったのか書かれていないのに「悪行溜めねーと!」なるのは……。描写が不足しているんですよね。だから「お前、役立たずなんだから前線に出てくんなよ」と言いたくなります。
 あと、自分の名前しか思い出せないのに、別パーティの「チビ」っていう女児はなんで「チビ」なの? 名前を付けた親、作者馬鹿かよ。現実だったらいじめられてるレベルのDQNネームだぞ。
 それと「ハヤシ」とかも出てきましたが、覚えているのは名前か名字なのかはっきりしろ、と言いたい。

 イラストは良かったです。星2つ★★☆☆☆。プチ地雷ですね。

posted by mukudori at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーバーラップ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする