2013年05月22日

ツルツルちゃん/仙田 学

 みんなこんにちは! mukudoriお兄さん&お姉さんだよ!
今回はこの「ライトノベルな日常」が初めてご献本いただいたラノベの紹介だ! しかも仙田学先生直々にメールしてきて下さったんだぜ! うひょー! こういう繋がりを持てるからネットやブログはやめられないね!
母親が事故に遭って傷心しているmukudoriお兄さん&お姉さんの心がちょいと癒されたよ! 仙田先生ありがとうございます!
ツルツルちゃん (NMG文庫)ツルツルちゃん (NMG文庫)
仙田 学 吉田誠治

オークラ出版 2013-04-23
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女の子は「坊主」だなんて言わない

 超ハイスペック女子高生、先斗町未来(ぽんとちょう みらい)の幼なじみであるおれ、円山映一(まるやま えいいち)。そして未来の親友である兎実ふら(うさみ -)。彼女が手帳を落として、その中身を見てしまったことからこの事件は始まった。バリバリの潔癖症である未来はついに兎実さんの頭を――。いや、この続きはおれには言えない……。早稲田文学新人賞を獲った新鋭作家のライトノベル初挑戦作が、新規ラノベレーベル・NMG文庫から登場!


 ……うん、薄いなあ(本全体が。内容ではなく。207Pしかありません)
でも昔のスニーカー文庫みたいにイイ紙使ってますね。ここ、プラスポイントです。
でもマイナスポイントが一つ……本の背表紙が真っ黒なことでしょうか。MF文庫Jみたいにイラストもありません。こんなの私のノートPCの隣にある「うろ覚えの塔」の最下層に埋まっている新潮文庫の「江戸川乱歩傑作選」江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫) [文庫] / 江戸川 乱歩 (著); 新潮社 (刊)と同じですよ。あと、角川ホラー文庫。横溝正史先生大好きィ! 岡山が舞台の作品が多いですからね。一番好きなのは私の出身地である笠岡を舞台にした「獄門島」です(どうでもいい情報)。
 さて、ホラー系のレーベルなのか……? と思いながら(少々震えながら)読み進めて行きました。これからいっぱい出版されて、本屋の棚に真っ黒な背表紙がずらりと並ぶと壮観だろうなーw

 ネタバレあらすじだよー。
 夏休み明けの主人公たち。未来のハイスペックぶりが紹介される。兎実さんの可愛さもw そして文化祭ではメイドカフェの出し物をすることに。主人公たちは一緒に帰るが、兎実さんはボランティアで動物譲渡会に参加しているので途中でお別れ。だが、そこで兎実さんが手帳を落としてるので拾って中身を見ると、字が汚い。潔癖症の未来、それに激怒。→主人公の家で兎実さんの手帳の中身をじっくり見る。するとそこには「赤羽」「錦糸町」という駅名とともに人物名が記されていた。今日の日付にも、兎実さんは「動物譲渡会に行ってくる」、と言ってたはずなのに「16時、棚村さん、豊洲」などと全然違う事柄が書いてある……。二人は不信感をつのらせるのだった。未来はミミズののたくったような字である兎実さんの手帳を主人公に別の手帳に清書するように命令。→主人公、兎実さんの手帳を学校で落とし、羊歯(しだ)という女子に拾われて中身を見られる。そこで漫喫に連れ込まれ、兎実さんの手帳の最後に書いてあったIDとパスワードをネットに打ち込む。するとそこには、「みんとちゃん」という子が「お店」に来てくれたお客との会話が記されていた。よく見てみると――そのホームページはメイドカフェのことだった。その中の写真にはメイド服を着て、手でハートマークを作った兎実さんの姿があった。訊けば羊歯も昔そこで働いていたことがあったらしい。――と、そこに未来が乱入。みんなで兎実さんの家に。そこはひなびたアパートで、とても兎実さんが住んでいるようには思えなかった……。→家に帰って兎実さんの手帳をまた引っ張り出し、メイドカフェのメール履歴を見る。ほわほわな兎実さんはどうやら実は性格に裏表があり、「健太さん」という医大生の客に執心しており、ストーカーのような客も付いているようだった。それを見た未来は、「知ってる? 女の子が恋した時は――脱毛するのよ!」わけわからんことを言うw→そして決行日。ここで表紙のような構図になる。保健室のベッドで寝ているのが兎実さんで、金髪のが未来です。それでぐっすり寝ている兎実さんの髪の毛は未来の手によって見事剃られたのだった。→翌日、兎実さんは学校に遅れてやってくる。その頭は――ちゃんとロングストレートの黒髪だった。しかし昼休み――兎実さんは「あはっ。実はこれ、ウィッグでした〜! 昨日健太さんに剃ってもらったんだ! 今日はウィッグ買うので遅れちゃった☆」という嘘を吐く。だがその言葉とスキンヘッドは日ごろから兎実さんのチャーミングさを知っている同級生たちにあっさり受け入れられたのだった。そして数日経った放課後、兎実さんの跡をつけるとOLさんと一緒に漫喫に入って、兎実さんのスキンヘッド宣言を信奉している3人の女子と一緒にOLさんの頭を剃っているのを主人公たちは見かける。実は兎実さんは通り魔的剃毛をいろいろな女の子に実践しているのだった……。わー、ホラー……。→文化祭当日。主人公クラスのメイドカフェではミスコンが。そこに未来も参戦し、兎実さんと未来の一騎打ちとなって「掃除対決」をする。潔癖症の未来はクラス中を磨き上げるが、何故か兎実さんの勝利。兎実さんは「いーちゃん(未来のこと)、これからも友達だからねっ」と言って、未来に抱き着き、キスをした。外野は「二人の同時優勝だ!」と盛り上がっていた。未来は単なる潔癖症ではなかった。ただ、憧れの兎実さんの近くになりたくて、自分を兎実さんに刻んでおきたくて髪をつるっつるにしたのだった。→だが、野望を果たしたはずの未来は以来どこか精気を失っていた。そんな折、羊歯さんが頭を剃ってくる。それを見た未来はようやく自分の心に素直になる。「映一、今度あたしのも剃ってよね」……という未来の顔は、どこか清々しかった。

 ……仙田先生……もらっておいてサーセン……。
 以前、「空欠け1巻」で言及したように、百合要素、あんまり好きじゃないんっすよね……。
 そんでもって「赤羽」「錦糸町」とか言われて、「これ、子犬譲渡会のある中央沿線上の駅じゃないわ!」って言われても岡山育ちの田舎者であるmukudoriお兄さん&お姉さんにはピンときませんでした……。東京暮らしの人ならわかるんでしょうか? カラー口絵でイラストでも付けてくれていれば良かったのにねー。
 あと、人名が未来と主人公以外、なんというか……西尾維新チック?
羊歯灰汁美(しだ あくび)とか親の愛情が感じられないネーミングなんですけど……。
 でも吹いた場面があったw
遅刻寸前、用務員のおじさんと未来の会話で
「通用口は駄目なんだって。校門から入り直せ」
「なんだって? 声が小さい。もう一度言ってごらん」
「校門から」
「『こうもん』をどうして欲しいって?」
「校門から入れっての」
「『こうもん』好きなんだ。誰の『こうもん』?」
「お、おれのこうもん……」
「『おれ』じゃあわかんないな。誰の?」
「た、竹下の」
「竹下の『こうもん』をどうして欲しいの」
「入って欲しい」
「続けて言ってごらん」
竹下の、こうもんから、入ってください……って何言わせんじゃこらぁっ!」

途中で会話の予定調和がだいたいわかるんですが、それでも面白いww
 あ、そしてこの本を買ったらカバーを外してみることをオススメします。カバーを外してみましょう。(大事なことなのでry

 さーて気になる星の数は……3つ★★★☆☆です! もうちょっと兎実さんの行動原理の裏付けが欲しかったかなー。大きな影響のあるヒロインなので、肉付けをもう少し詳しくして欲しかったですね。兎実さんのバイト先のメイドカフェに主人公たちが変装して潜入して兎実さんの働きっぷりとか見たかった! ぶっちゃけ最初、「兎実さんのバイト先ってキャバクラか?」と思っていたのは内緒ですw オヤジか私はww
あと、全体的にラノベっぽくないかな? シュールな感じです。
でも約200P、没頭してあっという間に読めました! NMG文庫、これからも期待してますぜ!
この度は仙田先生、ありがとうございましたー!
posted by mukudori at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | NMG文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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