2012年01月01日

ヤングガン・カルナバル1巻/深見 真

 あけましておめでとうございます。今年もライトノベルな日常をどうかご贔屓によろしくお願いします。
今日お送りするのは第2弾! 徳間文庫だ!
ヤングガン・カルナバル1 (徳間文庫)ヤングガン・カルナバル1 (徳間文庫)
深見真 蕗野冬

徳間書店 2011-04-01
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17歳、高校生。職業:殺し屋。

 地味で漫研に所属している男子高生・木暮塵八と、女の子が大好きなワイルド女子高生・鉄美弓華の共通点――それは同じ組織に所属している殺し屋ということ。この二人に『仕事』が入ってきたとき――若き殺し屋、『ヤングガン』たちの宴の幕が上がる!


 いやー、年明け早々血生臭い話ですね。
それでも面白いんだから仕方ない!

「ぼくのしょうらいのゆめはゴルゴやチョウ・ユンファよりもすごいころしやになってせかいじゅうのえらくてわるいひとをうちころすことです」
 ……こんなことを言っちゃう小学生だった塵八。
そのバックボーンには家族をとある組織に殺されて、自分も寸でのところで殺されるところだったのを殺し屋組織「ハイブリッド」のヤングガンに助けられて、自分もヤングガンへとなるために「ハイブリッド」に所属することになる。

 弓華は傭兵だった母親を持ち、一緒に世界を転々としていた。
性格の凶暴な母親からの虐待――そんな暮らしはけして生易しいものではなかったが、弓華は着々と殺し屋としての技量を高めて行った。
だがある日、母親は敵に捕まって殺されてしまう。
一人、異国の地で生き抜く弓華の前に現れたのは――「ハイブリッド」の頭、白猫だった。そして弓華は「ハイブリッド」のヤングガンとして生きることになる。

 これがダブル主人公のバックボーンです。
え、肝心の1巻の話はどうしたかって?
それはですね、結構込み入ってるんですが……
ロシア人の暗殺の仕事が入る。→知らない女に邪魔される。その女は韓国の警察だと言う。→同時に弓華がモーションをかけていた相手、同じ高校生の怜が麻薬捜査官の親ともども塵八がターゲットにしていたロシアンマフィア+日本ヤクザに捕まる。→救出+皆殺し作戦だ!→そして「ハイブリッド」でも最強クラスの二人はタッグを組み、マフィアどもを殲滅する。
 ……ごめんなさい。ぶっちゃけうろ覚えです。
韓国の女刑事とかなんで出たの? って感じです。
でも読んだときの「すっきり爽快! 面白かった!」感は間違っていません。

 塵八と弓華が人間のクズどもをサブマシンガンやライフル、時には肉弾戦で蹂躙して行く様はハッキリ言って、そこらのゲーセンで遊べるゾンビを撃つゲームよりも爽快感があります。ページをめくる手が止められません。

 しかしこの作者の本は、キャラクターたちの紹介地文がマイノリティなんだよなー。
たとえば、
「塵八はいわゆる『癒し系』と呼ばれる音楽が嫌いだ。
〜(中略)〜
静かな音楽で癒される人間がいればマリリン・マンソンで癒される人間がいたっていいじゃないか。
アルバムはもう四曲目――『ドール-ダガ・バズ-バズ・ジゲティ-ザグ』へと変わっていた。塵八がこのアルバムの中で一番好きな曲だ。
〜(中略)〜
そういえば同級生の女子に、「塵八くんは犬に似ている」なんて褒められたのかどうかわからないことを言われたことがある。「ブービエ・デ・フランドルそっくり」なのだそうだ。」

 ……これなんかもう、マリリン・マンソン好きで犬マニアでもなけりゃ意味のわからないこと山の如しですよ。私がそうでした。
 だからキャラクターたちの紹介文がマイナー過ぎて感情移入できないというか……。そこが欠点ですね。

 ですが、これが深見先生の真髄なのだからいたしかたない。諦めて貴方もフカミン・ワールドにハマりましょう。

 あと、文庫再集録に当たって、口絵が書き下ろされているのは良いんですが、トクマノベルズ・エッジのときはあった挿絵がなんで無くなってるの? ラノベに必要不可欠な挿絵を無くすなんて編集部、馬鹿なの?(あくまで私のひとつの意見です)
星4つ★★★★☆です。

posted by mukudori at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徳間文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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