2015年07月15日

学戦都市アスタリスク 08. 偶像峻烈/三屋咲ゆう

学戦都市アスタリスク 08. 偶像峻烈 (MF文庫J)学戦都市アスタリスク 08. 偶像峻烈 (MF文庫J)
三屋咲ゆう okiura

KADOKAWA/メディアファクトリー 2015-05-25
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偶像峻烈

 綾斗たちは二年生になり、ついに団体戦の獅鷲王武祭(グリプス)が開催された。クローディアを主格とする綾斗たちのチーム・エンフィールドは危なげなく予選を突破し、本選へと進む。そして、これまで秘められてきた獅鷲王武祭優勝時のクローディアの願いが初めて明かされ――!? アニメ化決定!! 大驀進中の第8巻!!


 うーむ、期待していたルサールカのメンバー、ほとんどが可愛くねえなあ……。
最初の設定では、「クインヴェールは基本的に入学時に顔面偏差値審査もあり、6校の中で一番弱いお嬢さま系女学園」という設定のはずだったのですが……それにしては、どいつもこいつも女学園の所属にしては性格、言葉遣い、知略・策略の巡らせ方……今巻での描かれ方では、ルサールカの全てにおいてどうにもお嬢さま学園所属生徒っぽい品格が足りないというか。
ラノベのキャラだからって、顔だけが可愛ければ良いってもんじゃないんッスよ……?┐(´д`)┌ 上にも書きましたが、ただでさえ学戦都市最弱のクインヴェール所属キャラなら、せめて内面だけでもお嬢さまっぽくしてくれ。普段は何を教えてんだよ、ここの教師は。特に『オレ女』なトゥーリアはレヴォルフ黒学院に転校させた方がいいんじゃないのか? きっとあそこのイレーネと気が合うと思う。
ミルシェはリーダーシップのあるお馬鹿、モニカとパイヴィは腹黒、そしてトゥーリアは言動荒い『オレ女』……と、正直に言っておどおど系でありながらも仲間には自分の意見をちゃんと言えたり、戦況を冷静に見ることが出来ているマフレナが一番好みですね。
まあ序列一位のシルヴィアが一番お嬢さまっぽい穏やかでお茶目な性格と料理が上手というスキル持ちでありながら世界的アイドルなので、そこの配置を忘れていないのはさすがというか。
あと細かいことですが、5人もいてみんなカタカナな名前なんだから、ルサールカメンバーの名前のせめて子音たちは全部違う語行から取ってきて欲しかったなあ。
マフレナ、ミルシェ、モニカ、ついでに四文字のパイヴィ……と、綾斗たちと戦う時に合計10名もいるバトルの最中にこの4人が何回も出て来る時は、頭の中でキャラの動きを把握するのに混乱しました。それぞれの茶色系の髪の毛の色も似ていますし(青系色のパイヴィ除く)。
トゥーリアだけはなんとなく、最初のカラー口絵を見た時に「ああ、こいつは緑キャラか!w」と憶えていたのと、一人だけ一人称が「オレ」で口調がかなり荒いので本文を読んでいてもよく頭に残っていました。けど私としては『俺女』は苦手というか、嫌いだなあ。『僕っ娘』なら、「神メモ」のアリスや「ペルソナQ」で例のあの娘が中盤からやけに役立ってくれたから、ま、まあなんとなく許容範囲になったかな……?

 ネタバレあらすじー。
 獅鷲王武祭開催。紗夜は新しい自分の武器を開発するために工房に籠もりっきり。心配した綾斗が紗夜の好きなアイスを持ってラボを訪ねると、紗夜は昔、綾斗と鍛錬をしていてもらった『なんでも一回だけ言うことを利くチケット』を「綾斗はこれ、憶えてる? まだ使用期間残ってる?」と言って出してきた。綾斗ももちろん憶えていたので頷く。→獅鷲王武祭開催まで、星導館の女教師であり、現役時代は獅鷲王武祭で優勝したこともある谷津崎(やつざき)先生に綾斗たちは特訓をしてもらう。そしてチームの力や連携能力は大幅アップ。綾斗はそこでこっそりとシルヴィアに手作りのお弁当をもらったり。その光景をルサールカのミルシェたちが見ていて、「スクープだ!」と驚きつつも、シルヴィアを失脚させる手段の一つとして取っておく。→綾斗たち、予選の一回戦は楽々突破。そこでクローディアはインタビューを受け、「『翡翠の黄昏』の真相を知りたいんです」とアスタリスクにとっての重大な出来事の単語を述べる。そしてクローディアはいつも自分が寝る度に手持ちである純星煌式武装の『パン=ドラ』が見せてくる『絶対に自分が死ぬ悪夢』にて、星導館の歴代の会長だけが使える『影星(かげぼし)』という暗躍部隊に所属している、綾斗の友人であるパッと見は普通の男子生徒な英士郎によってナイフで殺される夢を見た。「彼に殺される夢は久しぶりですわね……。やはり、影星は私が使える人材とはいっても、あまり信用しない方が良いですわね……」と憂鬱げ。→綾斗と紗夜が煌式武装のパーツを買いにショッピングの最中、二人は誰かに付けられていることに気付き、ひと気の少ないところに誘い込んで相手に「出て来い!」と言うと、それはルサールカのメンバーたちだった。シルヴィアとの仲を詮索され、あわや5対2のバトルになりそうだったところに、いきなりレヴォルフの魔剣使いが乱入してきて、そのエリアが壊れて紗夜とミルシェが地下に落ちる。しかし携帯の電波は通じていたので、綾斗に連絡を取りつつ、二人は地下からなんとか出られないかと散策する。するとどうやら最近開けた形跡のある扉に出くわし、それを開く紗夜。そこはコロシアムになっており、綾斗がやっとやって来た時に、そこが――姉の遥が戦っていた『蝕武祭(エクリプス)』の場だと気付く。しかし警備隊長のヘルガが駆け付けてきたので、それ以上は探索が出来なかった。→とりあえずは全員無事で、ヘルガによる少しの尋問の末に、綾斗たちには建物の破壊と戦闘になりそうだったことへの非は無い、という判断をされて解放される。そして紗夜が「早く帰ろう」と綾斗を引き摺って行く。ヘルガの監視が無くなったところで紗夜が綾斗に渡したハンカチの中には――遥の掛けていたメガネが包まれており、紗夜は「あの場所で偶然拾った」と言って、ヘルガには黙っていたことなども綾斗だけに全てを話した。→獅鷲王武祭、本選。準々決勝にてルサールカと対決。今回の綾斗たちのリーダーは煌式武装の改造が間に合った紗夜。ルサールカの武器は、威力があまりに強力なために扱える人間がいないので、わざと5つの楽器型に分けた純星煌式武装だった。その中でも、モニカとマフレナのものは『敵の弱体化』と『味方の活性化』という、敵に回すと非常に戦いにくい武器だった。しかしそこはクローディアがパン=ドラの未来予知を使って、自分も相討ちになりつつ、モニカの校章と『敵を弱体化させる武器』を破壊。それで本気を出すことを決意したルサールカたちは『共鳴(レゾナンス)』という、自分たちの精神や身体にもかなり負担が掛かる純星煌式武装の攻撃体勢に移る。それに対抗してユリスと綺凛は、自分たちの校章を犠牲にして綾斗と紗夜の行く道を作る。そして限界まで素早さや防御力を上げたミルシェが綾斗たちのチームリーダーの紗夜に襲い掛かるが、紗夜は綺凛が最後に投擲していた愛刀――千羽切が自分が改造していた煌式武装に突き刺さっていたのでそれを引き抜き、幼いころに遥と綾斗と一緒に少しだけ学んでいた剣術の技を見よう見まねで繰り出して、ルサールカのリーダーであるミルシェの校章を十文字に切り裂いたのだった。→エピローグ。ルサールカは、クインヴェールの理事長に怯えつつ呼び出されながらも、綾斗のチーム相手に健闘したことでテレビや音楽の仕事が山のように来ていたので、とりあえずは怒られずに、むしろ「3年後の獅鷲王武祭でまたリベンジしなさい」と言われる。綾斗は部屋に戻って英士郎と話していたが、紗夜が「あのチケット……いま使いたい」と言うので従い、二人でアイスを食べつつ歩いていると、紗夜は綾斗に振り向いて、「……好き。わたしは綾斗のことが、ずっと好きなの」と告白をしてきたのだった――。

 お、おう……。
 あのですね、始めに突っ込みたいのは……たぶん2つ目のカラー口絵の左ページ上の金髪の男キャラってガラードワースの会長のホモ聖騎士さんですよね? なんかokiuraさんがわざとやっている光の加減(ライティング)もあるんでしょうが、左下のロリなのに悪役面な星露(しんるー)と併せて、すっっっっっげえ……悪巧みしてるっぽい顔付きなんですが……。あれれ? こいつ、本当に聖騎士なの? なんか裏でなんかディルクさんと繋がっていたりしてそう……だけど、ホモ聖騎士さんの純星煌式武装の『白濾の魔剣(レイ=グラムス)』の性格は素直で、校章は斬っても人間は斬らないようなやつだしなあ……?
それと50P……お前ら、何回握手すりゃいいねんww こりゃあ完全にホモですわ((((゜Д゜;)))) 少なくとも聖騎士さんの方からの綾斗への好意はガチな気がします(笑)。
そんでもって、やはり気になるのは黒、白……と来まして、『赤霞の魔剣(ラクシャ=ナーダ)』や『青鳴の魔剣(ウォーレ=ザイン)』と、四色の魔剣の名前がやっと出て来たー!!
赤と青はまだ使い手が現れていなかったり、封印されているそうですが、こうなったらやはり個人戦の王竜星武祭(リンドブルス)にて、適合者の四人が揃って対峙&対戦して欲しいですね。
まあいまのところ四色の魔剣の適合者は男ばかりなので、残りの二つは新しい女性キャラでもいいのですが……もう結構キャラが多いので「赤魔剣=ユリスさん(魔女だから適合性低いだろ、って突っ込みはナシでお願いします)」、「青魔剣=綾斗の姉の遥(操られている状態)」とかな!!

 さて、今回の評定は……ルサールカの見せ場にちとページ数を使い過ぎた感じがあります。後半の準々決勝のルサールカ戦は描写がわかりにくいところもありましたしね。
それと、キャラと新情報を1つの巻に使い(入れ)過ぎかなー。
前巻のシルヴィアのは少し冗談めいた告白でしたが、今巻の最後の紗夜の告白は真剣で、綾斗も本気っぽく受け止めていましたしね。クローディアは最初から綾斗のことは「使い勝手のいい手駒」ぐらいにしか思ってなさそうですから、ユリスさんと綺凛ちゃん……君ら10馬身ぐらい紗夜に遅れてるから、頑張れ!!(笑) 「ライトノベルな日常」の管理人は綺凛ちゃんを応援しています。ロリ巨乳! ロリ巨乳!( ゚∀゚)o彡°
 面白いのは面白かったのですが……正直、本読んでこの記事を書くのに私、約3日を要してますからね?ww
ということで、星4つ★★★★☆だ!

posted by mukudori at 02:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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