2015年05月10日

うちの居候が世界を掌握している! 04/七条 剛

うちの居候が世界を掌握している! 4 (GA文庫)うちの居候が世界を掌握している! 4 (GA文庫)
七条 剛 希望 つばめ

ソフトバンククリエイティブ 2013-05-16
売り上げランキング : 223970

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


若手社長の恋のスキャンダル!?

 真哉たちがデパートに買い物に行き、そこで出会った美少女はなんと転校生で!? 桐生愛(きりゅう あい)と名乗った彼女は、初めからぶりっ子全開で「シンくんの彼女にもなりたいなっ!」とアプローチをしているのには桃香がヤキモキ!? さて、今巻で今月にて11巻も発売されることになった「最強居候シリーズ」に、なんとなく「なるほど、こりゃあGA文庫である程度売れててもアニメ化は出来ねえ訳だわ……」と思わず納得した第4巻!


 じゃあ、初っ端からネタバレしましょうか!
愛(日本でのコードネーム)は母親(コードネームはジョン・ドゥ)と二人で各国を股に掛けるフリーエージェントをやっている。
……なんですけれど、最初に「いかにも!」という感じで「ジョン」をキルマンぐらいの男に見せさせようとしているので、そこで愛と通話している母親の声をどう表現するか迷うと思うんですよねー。
まあ、いっそ「いかにも!」な感じを貫き通してスパイらしく機械音声にしてもいいのですが。
それと、愛が「フリーのスパイの仕事をするのは、ずっとママと一緒にいるため」と言っているのがよくわかりませんでしたね。それなら最初っからCIAでもどこでもいいから、国か機関に所属してろよ。
その後で愛のママが、真哉だけでなく愛も巻き込んだ、打ちどころが悪ければ死んでもおかしくないぐらいのパイプ椅子落下事件を起こしたり、ちょっと化粧をしたぐらいで中学校に忍び込んだり……。普通の公立中学校ぐらいなら(一学年五クラスぐらいだと想定するとして)、生徒たちは先生全員ぐらいの顔は覚えてますよ? それで「さっきすれ違ったあのおばさんって誰だろーなー?」とか噂にしたり。
その上、キルマン相手に「だけれども、我々は各国で恨みを買い過ぎました。だから愛の仕事ぶりをオリオンリュートに見せつけて、オリオンリュートの専属になることにします。あの子のスキルは素晴らしいでしょう?」って……。あのぉ、その前にキルマンに愛の前回の機密潜水艦の情報を得る仕事(詳細は下のあらすじに書いています)がすぐにバレて、愛の言うところの『優しいオジサマ』が「愛にやられた!」とわかったから「じゃあまた、あのカフェテリアで待っているよ」とか言われてますよね? ここ、さり気にすごく愛がスパイとして役に立たない未熟な人間だと描写していると思うんですが……。でも一緒に銭湯に行った時の描写では、三時間も猫被ってオッサンにお酌する愛に対して真哉は「君の仕草には心が籠もっているからね。だから、きっとあの人たちにも伝わっているよ。これから先も、力になってくれる」とか抜かしてましたが……うん、確かに力になってくれましたが、「でも、それだと愛の裏切りを許せないカフェテリアのオジサンはどうなるの?」という矛盾が産まれますよね。

 突っ込み終わり! ここからはあらすじー。
 どこかの国。その国の重鎮が行きつけのカフェで仕事をしながらお茶をしているところに、愛はアルバイト店員として潜入していて、秘匿潜水艦の情報を訊き出した。→その後。真哉と愛、デパートで出会う(けれどこれも愛の仕込み)。→新学期、真哉と桃香のクラスに転入してくる愛。クラスで人気者になるが、桃香にはおちょくるようにして態度が悪い。→愛は飯山家に遊びに行ったりして潜入捜査をするも、自分では気付いていないが真哉に惹かれていた。それで桃香も不機嫌になる。→愛は体育館の準備などをしてイイ子を演じるが、そこに愛の相棒のジョンが、真哉たちの上にパイプ椅子が落ちてくる事故を仕掛ける。保健室で、自分を庇ってくれた真哉の怪我を手当てする愛。えっちぃラブムードになりそうなところに桃香が来襲してその空気を壊す。→愛の母親が中学校に来て、真哉にさり気なく接触するも、真哉はそれを看破する。→愛のママ。本来の『オリオンリュートの最重要情報を取ってくる』という仕事の依頼してきた国とは縁を切り、キルマンと話し合いをして示談金も払ってもらい、自分たちをオリオンリュートの専属スパイにしてもらうように頼み込む。愛は驚くが、愛のママは「スパイが無意識にターゲットに惚れちゃあ駄目じゃない」と言って愛を少しだけ叱った。茫然となった愛は学校の屋上に行って柵から飛び降りるが、下には銭湯でお酌をしたオッサンたちが巨大バルーンを荷台に積んで待機していて、愛は生き延びた。真哉はみんなにそのことを「映画の製作だったんです」と説明した。→そうして愛は一旦はまた転校するも、また中学校にやって来て「みんな、これからはきりゅ……『新生愛ちゃん』としての桐生愛で仲良くしてねー!」と真哉だけが、愛のお茶目な苗字のもじりの自己紹介に気付いていたのだった。
さて、次はみなさんご多望のルファ回らしいですよ!!

 あ、それと141Pの挿絵なんですが……希望つばめさん、あのね……背景の竜と虎、全ッッ然迫力ねえわ……。
お願いですから、下書きをそのまま出さないでください。

 んー、今回は読みやすかったけれども詰めが甘いので星2つ★★☆☆☆かな。星3つまで惜しい地雷だ!

posted by mukudori at 03:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック