2015年02月11日

学戦都市アスタリスク 07. 祭華繚乱/三屋咲 ゆう

学戦都市アスタリスク 07. 祭華繚乱 (MF文庫J)学戦都市アスタリスク 07. 祭華繚乱 (MF文庫J)
三屋咲 ゆう okiura

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祭華繚乱

 アルルカントの「大博士」・ヒルダと会し、姉の遥が目覚めるための突きつけられた条件を拒否した綾斗。そんな中、やはり獅鷲星武祭での出場をクローディアから打診され、それを受ける。……と日々を過ごしていたら、アスタリスク全ての学園を使って開催する文化祭がやってきて!? そこに綾斗とのお忍びデートを申し込んできたのは、シルヴィアだった――。


 最初の方を読んでいたら、「うーん、これだけだと、7巻は結構薄い内容になっていて酷評しそうだな……」と思っていたんですが、三屋咲先生はなかなか嬉しい方向に転換してくれましたね。
 ガラードワースのホモ疑惑聖騎士生徒会長やっとキタ━(゚∀゚)━!
 界龍のロリババア生徒会長も見せ場キタ━(゚∀゚)━!

……って感じですね(笑)。

 ネタバレあらすじー。
 綾斗、ヒルダに「獅鷲星武祭で優勝して、自分がアスタリスクから喰らっているペナルティを解除して欲しい。そうしたら姉の遥を目覚めさせてやる」という交換条件を突きつけられるが、綾斗はそれを「もしかして、そのペナルティの中にヒルダが使えなくなっている研究所があって、その施設で遥を目覚めさせることが繋がっているのではないか」と看破し、交換条件は破断に。ついでに綾斗は、ヒルダがユリスの親友だったオーフェリアを無理矢理魔女にしたことにも気になっていた。→クローディアから誘われて、綾斗、ユリス、綺凛、沙夜、クローディアの五人で獅鷲星武祭に出ることになる。そこでクローディアは自分の純星煌式武装の「パン=ドラ」の能力も他の人間に伝える。そうしてチーム対戦の訓練をしているうちに、六学園合同の学園祭がやってくる。→シルヴィアにプライベートアドレスから通信されてデートに誘われた綾斗はそれを受け、二人はやはり各学園の序列一位で顔が売れているので変装して学園祭をいろいろと見て回る。しかし二日目にガラードワースの学園祭に行っていたのをホモ疑惑聖騎士生徒会長、アーネスト・フェアクロフが部下から知らされて、綾斗が三日目のコロシアムに出場することも知り、自分も急遽参加することにする。→文化祭三日目。綾斗だけでなく、シルヴィアも綾斗の姉のようにこのアスタリスクで探している人間がいることを伝えられる。界龍のところで散策していると、いきなり場所を飛ばされて界龍のロリババア生徒会長、星露(しんるー)の前に来させられる。シルヴィア情報で「噂では千年以上生きているらしい」という星露によると、「お主らは、この世界に落星が来たのは三十年前の一度だけだと思っておるのか?」と言われ、綾斗は改めて自分たちの星脈世代の歴史の前にも「仙道」や「魔女」と呼ばれた人間たちがいたことに気付く。そして、「落星は……もしかしたら誰かが故意的に引き起こしている可能性もあるのじゃ」と星露もそこまで知っているのかいないのか、そう言って「しかし……こうして対面しておると、お主はとてつもなく美味そうなものを持っておるのう……」と星露がちょっと戦闘モードになりかけていたところに、アルルカント・星導館・界龍の三学園で開催するコロシアムの開催時間がやってきたので急いで全員で向かうことに。さっきの星露に中てられたのかシルヴィアも参加したくなったらしく、シルヴィアの「世界的なアイドル」というネームバリューもあるのでちょうどいい、と開催時間ぎりぎりだったが星露が自分の権力で捻じ込んでくれる。→コロシアムのルールは、三つの関門があるので集まった人間たちはそれを一つずつクリアして行けばオッケー。しかし参加者が元来持っている魔法や純星煌式武装は使えず、普通の煌式武装を渡されてそれでクリアすることに。綾斗はもちろん剣を選択。そこでアーネストとも出会い、「やあ、君とは一度ゆっくり話したかったんだよ。握手をしよう」「これで今日だけで新たに二人の学園の序列一位に出会って話して握手もしたことになるなあ……」と考えていた。関門の一、二までは順当にクリア。しかし最後の三番目の関門で綾斗と同じく残っていたシルヴィアが観客席に目を向けると、いきなり戦闘を放棄して飛び出して行った。綾斗も追おうとするが、ここまで一緒に戦ったのもあって、第三関門である二人の守護者(ガーディアン)の一人を倒して残りはアーネストに託すことにして舞台から降りた。シルヴィアが「ウルスラ」と呼んでいた人間はシルヴィアのことは覚えていないらしく、純星煌式武装である胸に提げたペンダントの力を使ってシルヴィアの心を闇で覆おうとする――が、ぎりぎり綾斗の声が間に合って、シルヴィアは闇堕ちから引き戻される。一般人たちも集まってきたので、戦うことはやめてウルスラは逃亡。後でシルヴィアに訊くと、「さっき自分がウルスラと呼んでいた金髪の二十代の女性は、私に歌を唄うことを教えてくれた先生。でも私のことも何もかも忘れている。……まるで誰かに乗っ取られているかのように」と言う。→その後、レヴォルフ黒学園の悪徳生徒会長のディルク、星武祭運営委員長のマディアス、ウルスラ……この三人が密かに会合していて、「自分たちの計画のために星露を仲間に引き入れるべき」「いまのところの邪魔者の綾斗を早く排除するかしないか」……などと悪談話をしている。どうやらこの学園内だけでなく、世界が転覆するレベルのことを考えているらしい。→エピローグ。シルヴィアは探していたウルスラに会えたことを喜んでいいのか悪いのか……と鬱々と考えていたが、今度は綾斗から電話を掛けてこられて励まされたので、「もう……! つい君に本気になっちゃうじゃない……。ううん、もしかしたらもうとっくになってるのかもね?」と年齢相応の乙女らしいことも考えていた。

 うーむ。ここまでの6巻分に対して、多少この一巻の内容が薄かったのは認めますが……でも、バンバンキャラが出て来るのが楽しかったです。以前紹介しましたけど、私はワートリとかキャラ多いけど逆にそこがすごく好きですし!(オタク気質)
 あ、それとホモ聖騎士さん……。私がこれまでの経過と噂によって穿った目で見てしまっている故か、やはり握手のくだりの時も「こいつ、生徒会長の仕事で忙しいのにわざわざコロシアムに参加するし、綾斗のケツ狙ってんじゃねえだろな……」とか思ってましたw すまん、聖騎士さんww
 しかし、コロシアムの三関門では綾斗、ホモ聖騎士(アーネスト)、シルヴィア……各学園の序列一位三名が同時に同じ舞台にいるんだから、もうちょっと楽勝気味に展開は進めて欲しかったなあ。
 最後の「アーネストの剣技はすさまじかった。」とか、たった一行の地の文だけで進めるんじゃなくて見たい! もっとページ割いて! 出来ればアニメ化して見させてくれ!w
 あ、それと表紙のキャラが誰だかわからなかったんですが、後書きによればユリス(左)とシルヴィア(右)らしいですよ。正直、同一人物だと思いました。
うーん、okiuraさんの絵は好きな方なのですが……描き分けをもうちょっと勉強してくれ。どっちも薄赤色(ピンク色)調だからわかんねえよ。

 評価は星4つ★★★★☆かな。ここまでずっと着いてきたようなアスタリスクファンにはオススメ!
けれどもあんまり話が進んでいないので、正ヒロイン(?)のユリスファンや普通の読者さんはここで振り落とされるかもしれませんね……。代わりにシルヴィアファンは大歓喜でしょうww

posted by mukudori at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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