2014年11月30日

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 (3)/藤まる

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藤まる H2SO4

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おまえの寿命の残り全てで彼女を生き返らせてやろうか?

 光の出てこれる時間は、刻一刻と短くなって行った。二人はこれの打開策を練るため、ネットに暗号的な文章を投稿! イタズラな情報もあったが、秋月と光はようやく事情をわかっている人間たちに出会う! 人格入れ替わり物語、最終巻!


 …………素晴らしい!
なんでこんなに読みやすくて笑える文章なんだ!
妹もかすみちゃんも可愛いし、薫の行動には笑うし、秋月ともぴりんは不憫だと思いつつも笑えるし……w
読み終わってしまうのがつらいぐらいでしたよ!

 ネタばれあらすじー。
 秋月と光は「ネットのいろんなところに『死んだ相手を生き返らせる方法を知ってるやつ、いるか? いたらこのメアドにメールをくれ』って投稿したらどうだ? それで『寿命の半分』って答えてくれたやつなら、何かわかるだろ!」と計画すると、神奈川県にいる高校生からドンピシャなメールが来たので会いに行く。→その子は女子で車椅子に座っており、名前は千秋(ちあき)。中に入っているのが心筋梗塞で死んだ幼なじみの隼人(はやと)だという。この二人はボイスレコーダーを使ってお互いの近況を伝え合っていた。そして秋月に隼人から『知ってるけど、タダでは教えないぞ! ミッションその一! 千秋と仲良くなること!』というボイスメモがあったので、かたくなにクールを装っている千秋に対して秋月はだんだんと近づいて行って、千秋も秋月の外見からは想像出来ない優しさに絆されて仲良くなる。隼人からのミッションは五まであって、それらは全て、自分が消えた後に残された千秋が寂しくないように秋月と仲良くなるためのものだった。最後のミッションは『千秋に告白して付き合え!』というものだったが、千秋に「私には、まだ隼人くんがいますから。……お友達から始めましょう?」と言われて断られる。そしてミッションを全て達成すると、隼人が自分たちの高校に伝わっている七不思議的なものの一つで『アトリエの日記』というものがあり、自分たちの症状はそこに書かれていたものと同じだ、と言われたので、秋月が日記を探し出して読むと、「死者を蘇らせてから444日後の同じ時間にその場所に行って願うとどちらかの魂が消える」と書かれてあったので、秋月は光と相談してそれまでに悔いが残らないように暮らすことに。→そして444日後――の、前。秋月はわざと光には内緒にしていたが、本当は、「蘇らせた時のちょうどその時間に現場に行くこと」だったので、自分が消えようと思ってあの交差点に行くも、そこには風城くんがいて「光に頼まれたんだ。おまえが何か隠しているのを光はちゃんとわかってたんだよ」と、秋月の死を阻止する。そうして、光は消えた――はずだった。家に帰ると、室内のそこら中に光の残した小さなメモ書きがあって、秋月はそこで初めて泣いた。→それから三年が経ち、秋月は光のいない寂しさを紛らわせるかのように勉強に明け暮れて、結構イイところの大学に入って独り暮らし。実家に帰った時、また光からのメモを見つけるが、そこには「坂本くん! よくぞ見つけた! 独り暮らしは大変だろうけど、頑張れ!」という内容のものがあったので、最初は懐かしんでいたが、よく考えればこのメモの内容がおかしいことに気付いた秋月は交換日記を開いて、光がいつかまたこれに書いてくれることを願ったのだった。

 いいねえ……。
うん、いいよ! まあ3巻打ち切りということはやはり売り上げが芳しくなかったのでしょうけれど、この内容がイイ! 笑いあり、涙あり……の3冊でした。
 あえて難点を言えば、もっと続けさせろよ編集部……ということでしょうか(笑)。
あと、モノクロイラストも少ないのが残念……。
まあ、実質四冊目の短編集がついこの前に出ていますので、そっちを楽しみにして読みますかね。

 評価は星5つ★★★★★! 超オススメです!

posted by mukudori at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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