2014年07月23日

学戦都市アスタリスク 06. 懐国凱戦/三屋咲 ゆう

学戦都市アスタリスク 06. 懐国凱戦 (MF文庫J)学戦都市アスタリスク 06. 懐国凱戦 (MF文庫J)
三屋咲ゆう okiura

KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-06-24
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懐国凱戦

『鳳凰星武祭(フェニクス)』が終わり、学校は冬季の休暇に入る。この次に予定されているのは――チームを組む『獅鷲星武祭(グリプス)』だからだ。ユリスが母国のリーゼルタニアに帰る予定なところに綾斗を誘うと、綺凛、紗夜、クローディアも着いて来て!? そこで出会った、ユリスの親友はまさかの――!! 波乱万丈な第6巻!


 うむ、面白い!!
やっぱり三屋咲先生の文章は読みやすいなー。でも今回は、イラスト担当のokiuraさんの体調が悪かったそうで……カラー口絵は4枚、モノクロも4枚ぐらいに減らされています……(´;ω;`) このような中途半端に出すぐらいなら、別に延期してくれても良かったのに……。
おっと、「魔弾の王と戦姫6巻」のことを言ってるんじゃあありませんよ!魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉6 (MF文庫J) -
魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉6 (MF文庫J) -  こっちも好きなんですけどねー。

 ネタバレあらすじー。
 冬季の休暇でユリスたち、みんなでリーゼルタニア公国に。ちなみにこの国、ドイツの近くにあるらしいです。そこでフローラの計略で綾斗とユリスは並べられて、「我が国の姫さまが、『鳳凰星武祭』の優勝者!!」として凱旋パレードをされる。そのお陰で、観光客も増えたらしい。ユリスの兄で国王のヨルベルトは、国の権力は実質、統合企業体に握られているので、「出来れば、ユリスにはこれ以上活躍して欲しくないなあ。だってそうしたら、あいつらが操りやすいようにわざと『ぼんくら国王』を演じている僕の立場が崩れて、統合企業体はユリスの方に狙いを定めるだろうから。そうしたら、兄妹の間で王位継承権争いが起こっちゃうよ」と、だらけた見掛けよりも真面目なことを言う。→そうして夜会(パーティ)でみんなでくつろいでいる時、ギュスターヴ・マルローという昔アルルカント・アカデミーに所属していたテロリストの一人が現れて、ライオンを大きくしたようなキメラを残して去って行く。その際に、「天霧綾斗にユリス姫。『獅鷲星武祭』でクローディアのチームには参加しないでくださいね」と言い残して。そのキメラはなんとか倒す。→ユリスが一人で出掛けたので、ヨルベルトに訊いて「それなら、たぶん孤児院だね」と言われたので、いまは王宮で勤めているフローラが昔いた孤児院に行く。予想通りユリスはそこにいて、帰る途中にレヴォルフ黒学院の序列一位――『孤毒の魔女(エレン・シュキーゲル)』、オーフェリア・ランドルーフェンに出会う。その周り一帯の木々は枯れており、『障気』を身の周りに纏っているらしい。綾斗が立ち向かうも、障気のお陰で星辰力(プラーナ)を奪い取られ、気絶する。綾斗が目覚めたのは3日後。星辰力が高い者ほど、オーフェリアの障気は効くらしい。そしてなんと、オーフェリアは純粋な星脈世代(ジェネステラ)ではなく――アルルカント・アカデミーの『大博士(マグナム・オーパス)』によって『作られた星脈世代』で、その前までは孤児院にいた自分の親友だった……とユリスから聞かされる。→リーゼルタニアの街中に、ドラゴンのようなものが何十匹も現れる。しかしそれはギュスターヴの計略だとわかったので、ユリスと綾斗は「警備の薄い孤児院が狙われる!」と思って孤児院の前の大きな湖に辿り着くも――そこにはギュスターヴが。そして「私の最高傑作をお見せしましょう!」と、湖から9個の頭を持った大きなドラゴン――ヒュドラが出て来た。ヒュドラは神話にある通りに、中央の頭以外には何度攻撃しても再生・復活する構造だった。孤児院のことはユリスに任せて、綾斗は一人で戦うが、そこに紗夜が助けに来てくれる。昔からの付き合いで息のぴったり合った二人はヒュドラを追い詰めて行き、最後の詰めでユリスが現れて大火力攻撃で中央の頭を焼き尽くすが、骨になっても復活しようとするヒュドラを、綾斗が叩き斬った。一方、ギュスターヴはその光景を見ており、ヒュドラがやられるなり逃げようとするも――そこにはギュスターヴの「自分の作品を観察したい!」という放火魔的な発想を見破った綺凛が。「ふん、刀藤流は一対一に特化しているのでしょう! ならばこれぐらいあれば、あなたを巻けますねえ!」とギュスターヴがたくさんの小型ドラゴンを出してくるが、「確かに刀藤流は多対一を想定していませんが、私個人なら話は別です。綾斗先輩に出会ってから、いろいろ学習させてもらいましたから」と言って取り出した――二刀流。それによってドラゴンたちは切り倒され、ギュスターヴも捕まる。全てが終わってユリスはヨルベルトに、「私は『獅鷲星武祭』でも優勝して――この国が統合企業体の支配から逃れられるように計らおう」と自分の意志を伝える。ヨルベルトは、「じゃあ僕は、もう少し『ぼんくら国王』を演じないとねえ」と妹の決意に同意した。→綾斗がアスタリスクに帰国すると、警備隊長のヘルガ・リンドヴァルがやって来て、「君のお姉さんの所在がわかったよ」と言われる。そこは結構大きな治療院で、そこの院長のヤン・コルベルに着いて行くと、隔離室に姉の遥が眠っていた。院長は「ずっと眠っていて、起きる兆しも無い」と言うが、綾斗は「いえ。姉は『禁獄の力』を持っています。もしかしたら、自分の意思で眠っているのかもしれません」と推測。そのころクローディアは、星導館学園のスポンサーである『統合企業体・銀河』の幹部である自分の父に詰め寄っていた。「お父さま、リーゼルタニアにギュスターヴ・マルローを依頼して寄越したのはあなたですわね? でもお父さまに逆らってでも、私は叶えたい夢があるのです」と、父との決別をしつつも、クローディアは自分の決意を曲げなかった。→治療院から帰っている綾斗の前に、アルルカントのヒルダ・ジェーン・ローランズというメガネっ子な女子が現れる。ヒルダは「きしししし。あたしなら、君のお姉さんを目覚めさせることも出来ますよ」と綾斗にとって魅力的な言葉を連ねる。そして――「そうそう、あたしは別名……アルルカントの『大博士』です」……この人間こそが、オーフェリアを改造した者だった。→エピローグ。クローディアは自分の父親のおこないを全て綾斗たちに話した。だがそれでもユリスたちは「クローディアのチームで出場する」と言ってくれる。綾斗も『一部』を除いてヒルダとのことも話した。「絶対に優勝しよう!!」……全員違う目的がありつつも、一致団結したのだった。

 あー、惜しい!
okiuraさんのイラストが少ないことで、「あー、二刀流の綺凛ちゃん見たかったなあ」とか「ここできっとヒルダ(または治療院で眠っている遥)のイラストが来たんだろうなあ……」と思うことがいっぱいです。
最近のMF文庫の延期にはもう慣れてしまったので、気にしなくて延期してくれてもいいのよ? まあ、公式ページで販売前に告知されるだけマシなんでしょうが。
 話については、リーゼルタニアに行く途中でドイツの紗夜の家に泊まる時の警報装置が何で作動したのかや、最後になっても明かされないクローディアの真意などが知りたかったですね。

 でも面白さは変わらない! ……んですが、やっぱりイラストが少ないことも換算して星4つ★★★★☆ですね。
okiuraさん、体調をきちんと整えて、次巻ではまた可愛くて適度にメカメカしたイラストを描いてくださいね! そんで早く次巻が見たいので、10月ぐらいには出して欲しいなー。(チラッ

posted by mukudori at 17:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | MF文庫J | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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