2014年06月14日

給食争奪戦/アズミ

 お詫びの、今週2日目の更新です! 人間やろうと思えば出来るね!w
っていうか、本当は昨日更新したかったんですけど……何故か0時を過ぎた辺りで眩暈と吐き気がしてきて……原因は、腐った部分を取り除いた玉ねぎを入れたカレーを食べたこと(笑)だとわかりましたので、薬を飲んで早く寝ちゃいました。すみません!
給食争奪戦 (電撃文庫)給食争奪戦 (電撃文庫)
アズミ すきま

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-06-10
売り上げランキング : 2694

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


やっぱり、小学生は最高だぜ!!

 俺のクラスは、登校拒否でいつも学校に来ない子がいるため、給食が一人分余るのだ。だが、男子たちの元締めであるいけ好かないダイキが一番に自分の給食を食べて、主にプリンなどの魅力的なデザートを奪い去る。だが俺はもう我慢出来ない。知恵を巡らせ、友情に懸け、恋心を揺すり――いま、給食のバトルが始まる! 第20回電撃大賞、電撃MAGAZINE賞受賞作!!


 この記事を見てくださっているみなさまに、先に閲覧される際のご注意点を挙げておきます。

 この本は短編集であり、最初の「給食争奪戦」から、一つの学校の仲間、という繋がりにして短編集ながら話を広げて行きます。
……ですが、一つだけ。
私的にとても気になる話があったので、そこの矛盾や整合性を指摘しますので、「この本面白かったのに〜」「この作者の話が好きなのに〜」「ここに感動したのに、どうしてだよ!」……などと、すでに読まれていて、「あー、嫌な予感がするなあ……」と思われた方は
お願いですから、このページを閲覧しないでください
ブックマークなどから来て、管理人の過去の記事などをご覧になってくださるのでしたら、「shiftを押しつつ、現時点の位置以外のスクロールバー欄クリック」で記事は結構飛ばせますので、それで「記事を検索するウィンドウ」なり、「レーベルカテゴリー一覧」なりに飛んでください。
一応管理人も読んで三日は経つのですが、まだ胸がむかむかするので、それらを文章として書いて発散させている次第であります。
ここまでを読んで、「ケッ、しがない零細ブログの管理人の癖に、閲覧者サマにストレスの塊をぶつけてるのかよ! 生意気なヤツだ!」……などと思われた方は、こちらにどうぞ→「楽しいよ!」

 ということで、ネタバレあらすじー。
「給食争奪戦」……ダイキという男子がほぼ毎日デザートを奪っている五年二組の給食タイム。だがヤッチという少々のんびり屋で大食いな男子も負けてはいない。マコトという親友をからかわれたことがあったり、肩がぶつかっただけなのに、後日に青痣が出来るほどにそこを殴られたりしたので、テツはダイキになんとか泡を吹かせられないかと、一計を練る。それは『先生に手紙でこっそり告げ口』というもの。内容は、「早食いの人からお代わり出来るんなら、女子には不利!」「早食いで食べ物を詰まらせて、死者が出ている学校もあるんですよ! やめさせるべきです!」「お母さんもそう言ってました!」……などと。それを担任の田中(たなか)先生が読んで、「……という意見があったので、これからは余ったデザートなどは、先生とジャンケンして勝った人がもらえることにしよう。先生がいない時は、学級委員長の引いた、名前を書かれたクジで当たった人にな!」ということに決まる。そしてテツのこと(投書の人間)は、女子たちの間で「こんなに女子に優しい投書なんて……現代のジャンヌ・ダルクの仕業ね!」と好評。だがテツの考えはそれだけではない。ダイキに一泡吹かせるために、ヤッチに「ヤッチ、今日の給食でホウレンソウが出るから、それを苦手っぽく食べてくれないか?」と頼み、ヤッチ了承。テツが狙うのは、後日に予定してある――一年間の給食の中で一番美味しいデザートである、バレンタインのチョコレートケーキだった。だけれど、このころになるとダイキを貶めるためにテツも手段を選ばなくなってきて、マコトと意見の相違で喧嘩したり、サワコという女子に「テツ、あんたが『ジャンヌ・ダルク』だったのね! でも、そろそろダイキも勘付いてきてるわよ? ちょっとやり過ぎじゃない?」と言われたり、クラス委員長にくじ引きの不正行為を頼んだ辺りで――ダイキが「『ジャンヌ・ダルク』は女子の誰かじゃなくて、お前だったのか、テツ」と来られて、他人には一見では見えないところをダイキの手下二人と一緒に三人がかりで、マコトが助けに来るまでぼこぼこに殴られる。そしてバレンタインのケーキを賭けた決戦の日(この日の勝負は、先生にあらかじめ「「バレンタインの自分のチョコレートケーキを賭けてヤッチ(ダイキ)と勝負したいんです!!」」と言っておいたので、「わかった。なら、先生が見ている今日だけだからな!」と了承された)――出て来た給食の中には、「ヤッチが苦手」と見せかけていたホウレンソウのソテーが出たが、ヤッチは苦しんだ演技をしつつもダイキに勝利した。でもその後でヤッチは、「ホントは俺、本当にホウレンソウ苦手なんだよね」と言ったのだった。だが、バレンタインの当日に余るケーキはダイキが取るだろう、と思っていたが、そこにやって来たのは登校拒否だった薄井(うすい)くん。これはテツとマコトが喧嘩をしていた時、「テッちゃんに僕はいつも庇ってもらってばかりだったのに、何か出来ないかな、って思ったんだ。ウスくんもダイキには四年生のころにいじめられてたんだって。それで『僕が学校に来ることでダイキに一泡吹かせられて良かった』って喜んでるよ。ウスくんはアレルギーで食べられないから、ってケーキをくれたし。約束通り、二人で分けようね、テッちゃん!」……と、最初から全てはマコトの掌の上だったのだった。
「消しゴムバトル」……隣の五年二組の話。タケシというジャイアンのような暴君な少年が、以前クラスの給食のカレーの鍋を零したことで、サトウくんをいじめの標的にする。それで毎日「負けたやつが勝ったやつの言うことをなんでも聞く」という消しゴム当てバトルをしている。サトウくんはいつもビリで、タケシとその取り巻きの言うことを聞いている。ゲームを貸したり、漫画を貸したり……もちろん、返ってこない。だが、丸岡(まるおか)という、クラスのみんなの消しゴム集めをするのが趣味の男子に、ある日メモが。そこには「キミハ ナンデ ミンナノ ケシゴムヲ アツメルノ」とあり、クラスの秀才のアベくんと目が合ったのでアベくんを呼び出すと、「お前が僕のカンニングを知ってるのか?」と言われ、その場にはクラスに転校してきたばかりのアキという美少女もいたが、「私は知らない。メモがあったからここに来ただけ」と言う。それでみんなでメモの犯人捜し。そうしているうちに、「サトウクンヲ イジメカラ タスケロ」というメモが来て、みんなで知恵を練って、てっとり早くサトウくんを消しゴムバトルで勝利させることに。タケシとその取り巻き二人がサトウくんを攻撃してきて、いつもサトウくんの消しゴムが真っ先に机から落とされる「三対一」な一方的なバトルなのだが、そこにはサトウくんと一緒に考えて、消しゴムの裏面を水で濡らしたり、接着剤でいつもバトルがおこなわれるタケシの机に溝を作ったりした計略で生き残り――最後はサトウくんの『特訓』の成果でタケシに勝つ。サトウくんが改めてみんなにカレーのことを謝ると、アベくんも自分のカンニングを白状したり、ルイという男子たちも自分たちの万引きの犯行をばらしたりする。タケシはそんな空気の中で逆上するが、タケシの消しゴムも持っていた丸岡が「お前の消しゴムの秘密、ばらしていいの?」と言うと、消沈。実はタケシは、好きな子の名前を消しゴムに書いていたのだった。
「万引き競争」……ルイ、カズ、ノブ、キーちゃん……という仲の良い男子集団は、『万引き競争』をしていた。盗ったもので点数を付けて競争しているのだが、カズだけは以前に本屋で知らないうちに鞄の中に漫画が入っていて万引き犯に疑われたことがあって罪悪感があり、自分のお金で買った安いものを「盗ったよ」と言っているのでいつもビリ。だけどこの仲間たちは、「消しゴムバトル」のサトウくんが毎日タケシたちにねだられているものを万引きして机の中に入れておいてあげる、という一種の正義感の下でやっていたが、ある日メモが入っていたので「ばれたんだ!」と思ってやめる。その前に、「高校生が本屋で万引きするのを捕まえよう」と結託して、高校生が手にしていた漫画を鞄に入れて店を出た瞬間に、みんなで取り押さえる。店員さんを呼ぶが、高校生の鞄からは何も出てこない。だがカズが前に自分が万引き犯に間違われたことを思い出して、高校生の近くにいたお爺さんを呼んでくる。予想通り、そのお爺さんの紙袋の中に漫画が入れてあって、お爺さんはしかも引退した警官だった。そして「最近、万引き犯に間違われたことを盾に取って店から金品を強請る奴らがいるらしいが、もしかしてお前らか!」と言われて、居丈高だった不良な高校生はすぐに青ざめたのだった。それ以来、みんなは万引きをやめたのだった。だがメモの犯人はわからないまま……。
「転校少女」……文庫化のための書き下ろし作品です。おい、ふざけるな。なんでこんな題材で書こうと思ったの? 電撃MAGAZINEは読んでませんけど、「消しゴムバトル」でのアキのリストバンド設定を考えた時からこの話を書こうと思っていたんなら、この作者の底意地が悪すぎますよ? ……内容は、アキが三日も学校に来ないので丸岡がアキのアパートに行く。するともう逃げていたが、昔にアキと母親をDV、虐待をしていた父親がいて、自分の元から逃げ出したアキたちを母子を見つけて、その復讐のためにアパートに監禁していた。それに気付いた丸岡も監禁されるが、父親が外食している隙にアベくんが助けに来てくれる。警察を呼ぶが、父親は結局見つからないままなので、アキたちはまた誰も知らないところに転校したのだった。だが、丸岡にはわかった。アベくんが「僕の靴箱にメモが入ってて、アキのアパートへの地図や鍵もあった」と言う。……メモの犯人は、頼りないと思っていた担任の岡田(おかだ)先生だった。岡田先生は「自分には教職は向いていない」と思いつつも教師を続けていて、実家の離島で酒屋を営んでいる父親が「家を継がないか」と言ってきたので二学期には退職することになっていた。だが最後に、この五年一組で起こっていた問題を解決したくて、隣の二組の『ジャンヌ・ダルク』のことを聞いて、無記名のメモを使うことを利用した。岡田先生が最後の仕事だとはみんなに知らせずに、終業式で読んでいた『夏休みの過ごし方』のレポートを綴じているバインダーの中に、「メモヲ アリガトウゴザイマシタ ボクラハ ソレデ スクワレマシタ」と丸岡が仕込んでいて、それを見た岡田先生は思わず涙したのだった。
「学園祭を台無しにしたのは誰だ」……高校の学園祭で「リーダーの断髪」を賭けてクラス同士が勝負。この高校の学園祭はクラス分けのアルファベットに則したものを展示物にすることを決定。ダイキがリーダーをしているH組は安直に「ホテル(HOTEL)」にするが、ある日クラス中にペンキがぶちまけられていて、企画を「ゾンビもののホラー(HORROR)お化け屋敷」にすることにする。それで人が嘘を吐いているかどうかを確認出来る「音」が聞こえる主人公が、犯人を捜しつつも学園祭の出し物を作り直して行く。風見(かざみ)という絵の上手な女子にデザイン画を描き直してもらって、その通りに作ると見事なゾンビのお化け屋敷が出来た。風見に「犯人、見つかって欲しいと思う?」「もちろんよ」と言って「本当(真実)の音」が聞こえていたので風見はシロだと思っていたが、最初にうっかりペンキを零してしまったのは風見だったのだ。そこに偶然隣のクラスのテツとマコトがやってきて、風見を庇うためのこの「ホテル(HOTEL)」から「ホラー(HORROR)」への変更の妙案を考え付いたのだった。風見は本当に「誰かが自分のことを犯人だと言ってくれて、みんなに真正面から謝りたかった」のだ。なので人の嘘と真実がわかる主人公――ヤッチは「事件が起こった時、『ホラーにテーマを変更しろ』ってメモを同じ小学校の仲間だった丸岡に送ったのはお前だったのか。あの時の丸岡は隣のクラスだったからわからなかったけど、お前らにはしてやられたな、テツ、マコト」と言い、「まあな。メモの案は秀逸だっただろ? 同じ小学校の仲間ならわかると思ったんだよ」「でも、ヤッチのクラスにまさか優勝までされるとは思わなかったよ」と話した。そこにはダイキもやってきて、「小学校のころはあんなにいがみ合ってたのに、こうして協力してるなんて、なんか変な感じだな」「そうそう、あの不思議なメモの犯人だけど、隣の岡田先生で〜」と輪を作った。後夜祭では、他のクラスのリーダーの断髪式がおこなわれていた。

 ……うむ。
「給食争奪戦」は確かに受賞作だけあって、面白かった!! 受賞のページで審査員の面々が褒めていたのもわかります。これを30Pそこらで(応募時は「短編は30Pまで」という縛りなのでした。実際に改稿したり印刷して、私たちが手に取っている文庫の文章では約58Pあります。そう考えると、改稿もしたのかもしれませんが、すげえ密度の話だな!!
だけど……そこからだんだん、つまらなくなってくる。
最終的には、「超能力」ですからねwwwww なにそれww ふざけんなwww
 ……でもね、アスミ作者先生?
「転校少女」はいろいろと駄目でしょう?
実の父親を「あの男」と呼ぶぐらいのアキの性格なら、「アキちゃんってお父さんがいないんだってー。可哀想ー」「あのリストバンドって、お父さんの形見らしいよ?」「本当なの、アキちゃん?」と言われたら、「違うから! 私にお父さんなんていない!」と言うような感じで絶対に否定しますよ?
そんでもって、なんで岡田先生は警察も呼ばずに一人で父親を捕まえに行ったの? 馬鹿じゃねえの? ああいうやつに武力で対抗するには、それ以上の武力が必要なんだよ。もしくは司法の力がね。なのであの絶大なチャンスで父親を取り逃がした岡田先生は教師のくせに、アキをまた父親から逃げつつ怯えて暮らすようなよりひどい環境に貶めた駄策を取った、としか言いようがありません。

 ……もうやめておきます。実は、これは二日掛けて書いている記事です。なので最初の方で少々攻撃的な感じでご注意点などを記述しておきましたが……これ以上「転校少女」に言及して書いたら、またいつかの作者の人格批判にまで行きそうになるので、本当にやめておきます。
とりあえず、「転校少女」を読まれたらもやもやしたものを感じることになるとは思いますが、最後の「学園祭を台無しにしたのは誰だ」まで読んでください。これも「転校少女」と同じく、文庫化のための書き下ろしですので。
そこで最後まで読まれて、ようやくアキも読者も幸せになれますから

 今回はすごく評価に悩みましたが、最初の読後の衝撃と苛立ちとつらさは換算せずに、二回目に読んだ構成の上手さや感動だけで評価します。星4つ★★★★☆。少し気になるところがあるかもしれませんが、オススメです。

 結局きりぎり更新ですみません!
ああ、そういえば今日の土曜プレステージも「容疑者Xの献身」ですね! この映画はすごく好きなのですが……最後にどうして松雪泰子が自白したのかが理解出来なくて、「大事な娘も捕まるし、せっかくの石神の行動を無碍にして、馬鹿だなあ……」と思う私はおかしいのでしょうかね? 「最愛」はすごくいい歌だと思うので、最後まで流してくれないフジテレビが憎い……!w いや、柴咲コウのアルバムは持っていますがねw さあ、来週は「真夏の方程式」だ! 絶対見よう!!

posted by mukudori at 23:38 | Comment(12) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。