2014年05月31日

エロマンガ先生 (2) 妹と世界で一番面白い小説/伏見 つかさ

エロマンガ先生 (2) 妹と世界で一番面白い小説 (電撃文庫)エロマンガ先生 (2) 妹と世界で一番面白い小説 (電撃文庫)
伏見つかさ かんざきひろ

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-05-10
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俺の義妹がこんなに可愛いわけがない

 紗霧にエルフやめぐみが出会ったりして、やっと友達と呼べるようなやつらが出来た。だが正宗の方は企画書を編集さんに持って行ったら、出版出来るレベルだけど、それは一年後!? そこでレーベルの「世界一面白いラノベ新人作家天下一武闘会」という賞の話を担当さんから聞いてエントリーすると、このレーベルで『唯一』正宗より年下で超売れっ子の、千寿ムラマサ(せんじゅ -)という作家が何故か敵愾心剥き出しでエントリーしてきて!? どうなる正宗……いや、和泉マサムネ先生!


 ああ悔しい! けど面白い!!
いや、前回でめっちゃ疑問点を挙げたじゃないですか。
今巻でそれらの理由をだんだん教えてきてくれて、「なあ、母さん。天国からAmazonは使えるのだろうか?」とか、「えっ、両親……もしかして二人とも死んでんの!? でも、『母さん』ってことは、『義母さん』ではないし……」と思わされた……と思ったら、次に「二人で暮らすのに叔母さんに約束したもんな。紗霧もだ。そのためにも、一年後に出版するだなんて俺たちは待ってられないんだよ!!」と「その約束って何?」とまた新たな疑問を提示される。
 ……ねえ、お願い伏見先生。読者を焦らして遊ばないでください。マジで。
 あとこれは前巻での私の読解力が足りなかったのか……紗霧が前巻で「私……好きな人がいるの」と言われて主人公は振られたことを確信する。……とか書きましたけど、今回のプロローグで紗霧が「えっ、あれで伝わって……ないの!? ばか〜〜!!」とか言ってるから、それは主人公の勘違いでした。テヘペロ☆ でも、プロローグで結構その描写に力を入れてるから、前巻のはあえてミスリードさせる部分だったのかもしれませんね。え、読み直せって!? ……サーセン……。私の部屋の本棚、『読んだ本』→『本棚の奥に突っ込む』→『新刊買って前に置く』ってやってるから、もう取り出すの無理っす(笑)。

 ネタバレあらすじー。
 正宗、新作の企画書を作るために売れっ子のエルフに相談。するとエルフ、「せっかくお隣さんなんだから、エロマンガ先生に会わせてよ!」というので仕方なく自分の家の二階に連れて行くと、紗霧が「スカイプでなら」という譲歩で扉越しにパソコンを使うと、紗霧は動画配信の時のエロマンガ先生の姿(アニメキャラのお面)&ノリで「ハアハア、エルフ先生ってめっちゃ可愛いね〜。あ、ゲームする? 俺、エルフ先生みたいな美少女見たことないよ〜」「えっ、こ、これがあんたの妹でエロマンガ先生なの!?」と、エルフに引かれつつも仲良くなる。二人がネット協力ゲームをするというので正宗がお菓子を買いに行って帰ったら、何故かノートパソコンのwebカメラの前で、エルフがスカートをたくし上げてパンツを見せていた。紗霧たちに「お前ら、何やってんだぁあ!」と叫ぶと、紗霧が元の姿に戻って「だって……あんまりエルフ先生が可愛い女の子だから、どんなパンツ穿いてるのか気になって……。これ、それを元に描いたイラスト……」「うぉっ、超可愛いなこれ! あと、可愛い女の子が見たければ、鏡を見ろ、紗霧」「にっ、兄さんったら……!」とほんわかするやり取り。→めぐみが正宗の携帯に電話してきて、紗霧とどうしても友達になりたいというので、てっとり早く行き着けの本屋でライトノベルを勧める。そして企画書の件でも「エロマンガ先生の描いたこのエロ可愛いエルフを元に、企画書を作るぜ! 手伝ってくれよな、紗霧!」「う、うん……。でも、この前のエルフちゃんに影響され過ぎて……ロリっ子ばっかりで普通の女の子キャラが描けなくなっちゃった。誰か可愛いモデル連れてきて、兄さん」と言われたのもあったので、めぐみがライトノベルに超ハマった辺りを見計らって「マサムネ先生(この時点で、めぐみには正宗がラノベ作家ということはばれている)、この前はラノベを『キモオタ小説』なんて言ってすみませんでした……。ラノベって超面白いですね!」「よし、いまのお前なら紗霧に会わせられる。とりあえず、目隠しと腕を縄で縛らせてもらうからな」「ええっ!? エッチなこととかされませんよね!?」と、めぐみに目隠しと縄で縛って紗霧の部屋に入れると、紗霧は「(兄さんに近付いてきて嫌な子だと思ってたけど……超可愛い!)」と雑誌の読者モデルもやったことのあるめぐみを凝視して、何枚もイラストを描く。そしてたまらず、めぐみのパンツを脱がせて「縞パン、可愛いね〜」と女子でなければ通報ものの行動を取る紗霧。だがそれで、「パンツも見られた仲だし、あたしたち、もう友達だね、和泉ちゃん!」「う、うん……さっきはパンツ脱がせてごめんね」というやり取りで、めぐみがわざとエッチなことを言ったりするビッチのふり(こういう子のことを「ファッションビッチ」と言うらしいです)をしていることを正宗は見抜いた。そして紗霧はめぐみの拘束を解いて、自分のオススメラノベをめぐみに貸すようになる。→めぐみのお陰で紗霧にインスピレーションが湧いて、いい企画書が出来たので編集さんに渡すと、出版GOサインが出る。だがそれは……一年後の話だった。正宗は食ってかかるが、神楽坂さんに「実は空いてた出版枠はあったんだけど……それ、全部売れっ子の先生に取られちゃったのよねえ……」と言われて、他のレーベルで書いているエルフが「わたしの出版社に来る? 紹介してあげるわよ? でもまずはその企画書を持って行っていいか、あんたの担当さんに訊きなさいよね」ということで、そっちに企画書を持ち込もうとするので、エルフも一緒に付いて行ってとりあえず神楽坂さんにお伺いを立てるが、出版社の前で黒髪のボブカットで着物姿の美少女に会う。その女子こそが、レーベル最年少の売れっ子作家、累計発行部数一千万部を打ち立てた、「千寿ムラマサ」だった。神楽坂さんは「えー、和泉先生のこの企画はかなりいいんで、是非うちで出版したいのよねえ……。あ、代わりにこの『ラノベ新人作家決定戦』を受けてみる? 優勝すると、長編小説に改稿して、すぐに出版されるわよ?」と言ったので、正宗はそれにエントリー。そこで着物姿の美少女(ムラマサ)が、「なら、私も……。私は千寿ムラマサ。和泉マサムネ、私はあなたの作品が嫌いですから、叩きのめします」と、何故か喧嘩腰で『新人作家対決』をすることに。→正宗は短編小説が得意でないので、エルフの指導を受けながら締切ぎりぎりの日に。そこに神楽坂さんに正宗の住所を訊いたセーラー服姿のムラマサ(14歳の中学生)が現れて、「この対決で私が勝ったら、君、私のものになりなさい。それで私だけのために小説を書きなさい」と言ってくる。そしてムラマサは和泉家のリビングで原稿を手書きで書き始め、「ん? 私は本屋で普通に売られている商品たちがあまりにつまらないから、自分で書いてるんだ。いまアニメ化されている大ヒットの『幻想妖刀伝』? ああ、そういえばそういう本も書いたような気も……」と言うので、正宗とエルフは驚愕して、ムラマサはやはり自分たちとは違う次元の人間だと知る。だが一仕事終えたムラマサは、「私は、君のアクションバトル小説が好きだった。でも今度はラブコメを書く、と言う……。私は、君の書いた『アクションバトル小説』が好きなんだ。最初に見た時からファンなんだ。だから、この企画が通ってしまうのを防ぎたいんだ。お金ならこれまでの一千万部以上出版された印税で結構稼いでいると思うから、それ全部あげるから、私のものになりなさい」「え、ちょ……それって同じラノベ作家として悔しいけど、億単位の金額よ!? ムラマサ、あんた本気で本気なのっ!?」と、エルフが突っ込みつつ、ムラマサは正宗の手をぎゅっと握って、びっくり仰天な大告白。ムラマサは、和泉マサムネのバトル小説を愛するあまりにラブコメ企画の邪魔をしたいのだった。そこに話を聞いていた引き籠もりな紗霧が階段まで下りてきて、「兄さんはあげないっ! 私が最初のファンだもん! 『私たちの夢』を実現させるまで、ずーっと一緒だもん!」とこちらも大告白。→そして『ラノベ新人作家天下一武闘会』の発表日当日。ムラマサの小説は――60Pまでの短編なのに規定違反の100Pも使って、なお且つ1巻で正宗が紗霧に宛てたような、純愛小説仕立てにしたムラマサから正宗へのラブレターだった。結果は、数十票ぐらいの僅差で正宗の短編が二位で負けるが、編集部より「千寿先生の作品は一位ですが、ページ枚数の規定違反なので失格とさせていただきました」と書かれており、二位の正宗の小説が繰り上がりで一位になったのだった。→エピローグ。正宗と紗霧は勝利を喜び合う。改稿されて9月に発売される予定のこの小説のタイトルは――「世界で一番可愛い妹」。予定イラストレーターは、もちろんエロマンガ先生だった。

 あー、紗霧もエルフもめぐみもムラマサも……出てくる女の子、みんなめっちゃ可愛い!!
紗霧は最近になって、引き籠もりでも着る服を正宗のために変えたりして……もう頭撫で撫でしたいいいい!! こんな妹欲しい! 桐乃よりもスレてなくて、純粋なのがいい!
エルフも可愛い! 仕事で出版社まで行くのに、ツイッターで「和泉マサムネ先生とデート中なう(ハート)」とか書いちゃうし!! それを見た紗霧が嫉妬して「兄さんの浮気者……」と機嫌が悪くなるとか!
 でも、エルフが書いた設定資料でムラマサのスキルに『憧憬一途(リアリス・フレーゼ)』とか、作中に出していいの!? それ、ダンまち(これの2巻以降もいずれレビューします)の主人公のスキルなんですが……GA文庫に許可取った?
 そしてめぐみにラノベを勧める辺りで「R.O.D」や「マリみて」と同じように「幻想妖刀伝」という、アニメ化中のムラマサの作品がオススメされていて、「ん? こんなタイトルのラノベ、あったっけ?」とわざわざ検索しましたよ!w

 今回は文句のつけようがないぐらい、面白かった! まあ、両親の生死とか叔母さんのこととかもありますけど……星5つ★★★★★、持って行きな! 超オススメです!
もうすっごく面白い展開が続いていて、私も初めてジャンプを読んだ時にように続きが待てないから、9月……いえ、8月ぐらいに3巻出してください、伏見先生!
次巻の紗霧たちヒロインの活躍(可愛い姿)を早く見たーい!!

posted by mukudori at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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