2014年01月29日

俺、ツインテールになります。01/水沢 夢

俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)
水沢 夢 春日 歩

小学館 2012-06-19
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それは、ついんてーるの異世界。

 観束総二(みつか そうじ)は、『女の子のツインテール』が大好きだ。むしろLOVE、愛している。ツインテールが無い世界なんて考えられない! そんな総二が幼なじみの津辺愛香(つべ あいか)と実家の喫茶店で食事をしていると、トゥアールという銀髪巨乳のお姉さんが飛び込んできた!? そして総二に「このブレスレットを着けてください!」と頼み込んできて!? あの「ハヤテのごとく!」の作者に「もう、来週からアニメ化とかするといいよ」とまで言わしめた、第6回小学館ライトノベル大賞ガガガ部門、審査員特別賞受賞作!

 うっほーーーー!!!! なんだこれ、キャラがみんな立っていて、ギャグも超面白い!!
 特に愛香とトゥアールのやり取りがめっさ面白いです。
「そーじから離れなさーい! 変質者!(トゥアールのこと) 正当防衛で頸椎行くわよ、頸椎!」
 ……『過剰防衛』という言葉を、どうしたらこいつに教えられるだろうか。

とか、
「えっ、女の身体のことを教えて……ですか? うふふ、そうですね。覚悟はしていました。戦いで昂ぶった男性の家にノコノコ着いて行く時点で、私は心のどこかできっとこんな」
「早よ言えやそろそろ手加減出来なくなってくるわぁあああ!!」
「肘に可動範囲が増えるぅうううう!」

とかですねww 実際はもっと笑える箇所が多いので、みなさん是非買ってその目で確かめてください!
 それは置いといて、冒頭で総二にツインテールを触られて喜んでいる愛香可愛いよ、愛香。萌え〜。

 ネタバレあらすじ〜。
 主人公、高校生活の始まりで生徒会長の神堂慧理那(しんどう えりな)というロリ系でツインテールな生徒会長にうっとりする。そのお陰で、部活入部希望調査書に「ツインテール部」と書いてしまって、先生に「おやおや観束くんはツインテールが好きなんですねえ」とクラスで羞恥プレイ。消沈しながら家に帰って愛香とカレーを食べていると、「close」にしてある喫茶店なのに銀髪の女性――トゥアールがいて、「このブレスレットを嵌めてください! あなたしかいないんです!」と迫られる。うろたえているそこに、「はっはっは! 幼女はいないか! おや、こんなところに可愛い幼女が! 皆の者、猫ちゃんのぬいぐるみを持たせい! 幼女にはソファーでぬいぐるみを持っているのが似合うのう!」「あっ、神堂会長が怪人に襲われている!?」「やつらは『アルティメギル』……いろいろなフェチシズムを持っていて、その属性を奪うのです! それで私の世界も滅ぼされました。あの女の子を助けるためには、是非このブレスレットを装着してください!」ということでブレスレットを着けて心で念じると――主人公は赤い髪のツインテールの幼女になっていた。だがその戦闘能力は凄まじく、怪人たちをぎったんばったんに叩きのめす。必殺の『ブレイズブレイド』という剣でボス格の怪人を切り裂くと「ふっ……ツインテールの幼女に殺されるなら本望よ……。ああ、花畑でツインテールに頬を撫でられているとは、ここは天国か……!?」「勝手な妄想して逝くなー! 裏山!」と会長を助けることに成功。→トゥアールが「行く場所が無い」というので、とりあえず主人公の家に。そして変身ブレスレット――『テイルギア』の説明を受けて、「……とまあ、そういうことですので、このお家の地下に秘密基地を作ってもよろしいでしょうか?」「よろしくねえよ! 家には母さんだっているんだぞ!?」「総二……話は聞かせてもらったわ。実は父さんと母さんは……大学時代に中二病をこじらせて、『正義のヒーロー』という設定で付き合っていたの。でも父さんは『ビキニスーツの悪の女幹部とのラブロマンス』を諦めきれないでいて、いよいよ破局……となったところであなたの命が宿っていることを知って……。ということで、母さんは大賛成よ!」と、そっちの問題もクリアー。以降、テイルレッドとして主人公はアルティメギルを倒して行くと同時に世界中で「あのツインテールの幼女は誰だ!?」「レッドたんもえですね」「俺、レッドのbot作ったんだぜ!」「うん、今日の放課後、一緒に映画見に行こうね、レッドたん!(通じていない携帯を耳に当てながら)」……と一躍噂の的に。→次の怪人、フォクスギルティは、幼女フィギュアを愛する者。その能力でテイルレッドと自分が手を繋いでいるフィギュアを作られ……それを叩き壊せばいいだけなのだが、「くっ……お、俺にいくら自分とは言えど『ツインテール』を壊すことなんて出来ねえっ!!」と手も足も出ない主人公。それをモニター室で見ていた愛香とトゥアールが、「どうにか出来ないの!?」「いえ、実はもう一つのテイルギアの適合者――愛香さんなんですよね」「ならあたしが変身して、そーじを助けに行くわ!」と言ってテイルブルーとして愛香は主人公の元に向かった。そしてフィギュアを叩き壊し、必殺の三叉の槍『ウェイブランス』でフォクスギルティを倒す。→アルティメギル側のボス、ドラグギルティが「この二十日間での膨大な犠牲……どうやら儂が行く時が来たようだのう……」とついに立ち上がる。そして襲い掛かってくるが、いままでの敵とは桁違いに強い。それもそのはず――テイルレッドと同じ、『ツインテールの属性力(エレメーラ)』を持っているからだった。そこに現れる、トゥアール。実はトゥアールも自分の元の世界でテイルギアを使って戦っていたが、このドラグギルティによって滅ぼされたのだった。ツインテール属性が滅んだ故郷を愁いたトゥアールは、新しい世界で自分のツインテール属性力を核にして新しいテイルギア――主人公のものを作ったのだった。ちなみに装着出来なかったテイルギアは愛香の元に。そしてドラグギルティも本気を出し、自分のオーラで頭に金色のツインテールを作る。テイルレッドもその根性に内心敬礼しつつ、迎え討つ。真剣な戦いで、テイルレッドが劣勢なところに来たドラグギルティのトドメに――本来なら敵を拘束するための『オーラピラー』という技を使って防御。その隙に、『二本目のブレイズブレイド』を使って攻撃。「グハッ! まだ技を隠していたとは……見事なり!」「ツインテールなんだ。二本目があって当然だろ?」ということで決着。→エピローグ。いつもの日常が戻るが、ドラグギルティが倒されても、トゥアールは元の世界に戻らないと言う。そして新たにまた、「ふはは、私はドラグギルティの盟友、タイガギルティ! 盟友の仇とともに、スク水の属性力を奪わせてもらうぞ!」とエレメリアンが襲ってきたのだった……。

 あー、笑った笑った。日常もバトルも、馬鹿馬鹿しくて最高にイイ!!
つーか、トゥアールも愛香も可愛いんですけど……「この髪……結構苦労してんのよ……。毎日毎日……誰のためにしてると思ってんのよ、この大馬鹿ーーーーッッ!!」とラストバトルで叫ぶ愛香は最高に可愛い!
 あ、でもあえて指摘するとしたら……252Pの「こいつらにとって最強のツインテール属性は、戦うためのものじゃない! 花壇に花を咲かせるための……種なんだ!」というところがFF8のSEEDの信念っぽく感じましたね。たぶん、水沢先生は世代なんでしょう。

 今回は文句なし! 星5つ★★★★★、超オススメです!!

posted by mukudori at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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