2013年11月27日

憂鬱なヴィランズ 01巻/カミツキ レイニー

憂鬱なヴィランズ (ガガガ文庫)憂鬱なヴィランズ (ガガガ文庫)
カミツキ レイニー キムラ ダイスケ

小学館 2012-08-21
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悪役(ヴィランズ)に魅せられる

 高校一年生の笠木兼亮(かさぎ かねすけ)はバスでの登校途中、いきなり「少女の口から銃を取り出した」バスジャック犯と出会う。だがそこでは、「ここは空振りよ」と蒼い瞳の少女に言われてバスから逃げ出すことに成功。……という夢を見たんです。と、診療所で医師に語る。だがその話は確かに、テレビで流れている「バスジャック事件」と同じだった。学校に行くと文芸部の部室で帯刀月夜(おびなた つきよ)という先ほどの蒼い目の少女に「絵本は持ってない?」と訊かれ、親友の煮雪瞑(にゆき つむり)が最近起こった、女子中学生誘拐事件に関わっていることを示唆される。瞑は「ワーストエンド」という絵本を読んで、「その絵本の悪役(ヴィランズ)」に憑りつかれてしまったのだと聞かされる。ガガガ大賞受賞者の一年とちょっと経った第2作!


 うーん、微妙かなー。
個人的には、憑りつかれて「ロリコンオオカミ」になった瞑が女子中学生をいたぶって凌辱して殺したあたりを詳しく描写して欲しかった。
最後も、「で、瞑は?」って感じだったし。
あと、要らない会話多すぎ。月夜がBL好きとかどうでもいいだろ。

 ネタバレあらすじー。
 主人公、瞑の妹の日和(ひより)と一緒にバス登校。そこで村瀬一郎(むらせ いちろう)という「青髭」の読み手が現れて、バスジャックするように主人公と日和を確かめる。「人間が文字で構成されて見える」、という力を持った月夜が「この二人は関係ない」と判断したので撤収。→主人公、学校に行って文芸部のロッカーを開けると、月夜がいた。詳しい事情を訊くと、「ワーストエンドシリーズ」という、読んで悪役に共感出来たらその悪役の能力を借り受けることが出来る、重要なところから流出した16冊の絵本を探しているという。瞑が読んでいたのは「赤ずきん」。でも本には返却期限があり、それを過ぎたために瞑はそのオオカミに人格を乗っ取られているのだと月夜は語った。→月夜と一緒に日和のところに行く。両親を交通事故で亡くした煮雪家は、現在日和と瞑の二人暮らしだった。日和は寂しくない、と言うが本当は「私の誕生日にはお兄ちゃんと一緒に映画を見ようね、って約束してたんだよ?」と主人公にだけ本音を零す。→主人公と瞑は、小学校のころからの親友だった。そして瞑が身を隠している場所もわかっていた。→翌日、月夜と村瀬と「白雪姫の鏡の能力」を持った千鳥(ちどり)という少女がオオカミにもう憑りつかれてしまった――瞑を殺して絵本を取り戻す算段をしていた。主人公は瞑の逃げ場所である教会に先回りし、「白雪姫の鏡」の能力で「現実とは裏表になっている世界」に足を踏み入れ、瞑を叱咤する。千鳥が散弾銃で撃ってきたので、ステンドガラスを砕いて、二階から落下。瞑は主人公を庇ってくれた。その格好のまま、日和が待っている映画館に行く。「赤ずきん」の本を手に入れた主人公は、「自分でもこの能力を使えるのか」と訊いて、最後のページにある貸し出しカードに名前を記入する。そしてオオカミの能力で、主人公は瞑から「赤ずきん」のオオカミの能力を移植され、瞑は元に戻る。しかし、犯してしまった罪からは逃げられない。最後に愛しい妹の頭を撫でて、消えて行った。→主人公は映画館でキャラメルポップコーンを食べる。月夜も食べるが、「やはり、口慣れたものの方がいいね」と言う。「泣いていいんだよ。君にはその権利がある」と月夜の胸に抱かれて主人公は泣いた。「ワーストエンドシリーズ」はあと13冊の回収が残っているという。次の物語は、果たしてどんなものなのか――。

 とりあえず、言いたいこと。
この作者にはバトルが全く向いてない
それにせっかくのガガガ文庫なんだから、女子中学生の失踪事件ももっとグロイ方向に描写してくれてもいいのよ?
最後までなんだか煮え切らない文章でした。

星2つ★★☆☆☆。プチ地雷です。

posted by mukudori at 03:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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