2013年11月02日

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~/田中 ロミオ

 やあみんな! mukudoriお兄さん&お姉さんだよ! 三連休だとジャンプの発売が早くていいね!w
そんな訳で三日連続更新やっちゃうよー!
みんな、遊びに来てねー(・ω・)ノシ
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
田中 ロミオ mebae

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中二病+チャンネル

 中学時代を暗黒期で過ごした佐藤一郎(さとう いちろう)は、中二病から脱し、無事高校デビューを果たした。普通の友達。シルバーアクセサリーショップに寄ったり、ゲーセンで遊んだりする関係。だが学校に宿題を忘れて取りに行こうとしたある日、杖を持ってコスプレをした少女――佐藤良子(さとう りょうこ)と出会う。そこから高校デビューの歯車は狂って行き!? スクールカーストに真正面から向き合った、田中ロミオの傑作!


 うむ、素晴らしい……かぁ?
なんかキャラは多いのにみんな薄いんですよね。主人公と良子は主役格なので当たり前ですが、クラスメイトのキャラが生きているかというと、女子リーダーの大島(おおしま)以外「息してんのか?」と言いたくなるようなお粗末さ。小鳩さんも意味不明な立ち位置だったし……ごちゃごちゃしてるんで、別にそれぞれ名字とかいらなかったよ?

 ネタバレあらすじー。
 無事高校デビューを果たした主人公。だがその日のうちにやらないといけない数学の宿題を深夜の学校に取りに行ったことで良子と出会う。同じクラスでずっと休んでいる良子は夜の学校で『竜端子』というものを探していた。警備員に見つかったりする中で良子の中二病展開に巻き込まれる主人公。→翌日、良子は学校に前日のコスプレ姿で来て衆人環視の中で主人公に『スレイブ』と『リサーチャー』という訳のわからない関係を告げる。そこで担任の通称「どりせん」に「レディース佐藤が教室に来たって? HAHAHA。頼む、君にレディース佐藤の面倒を見てやって欲しい」と言われる。その後、「契約のしるし」と言われて良子にみんなの前でキスをされる。→翌日から、前の友人たちから即行ハブにされる。だがクラスの半数を占めている痛々しい中二病軍団には歓迎される。良子には「その『竜端子』とやらが見つかるまでだからな」と言って渋々付き合う。ちなみに『竜端子』とはこの街の女子高生の間で噂になっている「おまじないを叶える釘」のことらしい。→良子、女子リーダーの大島が筆頭となってトイレに閉じ込められて水を掛けられる。ずぶ濡れの良子を自分の家に連れて帰る主人公。だが運悪く姉が仕事から帰っており、良子がシャワーを浴びている場面に出くわす。姉はなんとか説得するが、「昼間っから不健全なことをしてるんじゃなかったのはいいとして……なんなのあの子。またあんたも中二病に戻ったんじゃないの?」と心配そうにされる。→ずぶ濡れ事件以来、大島が主人公にも暗に「これ以上良子を構うならお前も同じ目に遭わせてやる」と脅してくるので、主人公は良子を「『竜端子』は探してやるが、それ以外は話し掛けてくるな」と無視する。『竜端子』の釘は探して行くと、ある神社にたくさん奉納してあった。それを渡すと、「次は『神殿』が必要。一郎は手伝うべき」と言ってくるが、断固として断る。すると良子が屋上の鍵を破壊して、屋上に椅子やらなんやらで『神殿』を作って誰も入れないようにしてくる。どりせんによって主人公が駆り出されるが、良子に言葉が届かない。なので主人公は『痛々しいグループ』にそれぞれの武器やらかつらやらを借りて――中学時代の汚点であり、いまでも悪夢に見る――『魔竜院光牙(まりゅういん こうが)』の格好をして飛び込んで行くと、説得が通じた。→エピローグ。どりせんが「実は僕って『光の戦士』だったんだよねー。だからこのクラスにも問題児たちを集めてるんだ!」と告白すると、養護の先生も「実はあたしも『光の戦士』の一人……! そして実はあたしたち結婚してまーす」と告白。連なるように普通のクラスメイトたちも「俺も卑弥呼の末裔で!」「俺、人の寿命が見えるんだ……」「あたしはサイコメトラーで……」と黒歴史を告白して行く。そこに無期停学を言い渡されていた良子がコスプレをやめ、普通の制服姿で登校してきた。スタイリストである主人公の姉の手によって、身綺麗に。それを褒めると、「一郎、普通の生活を教えて欲しい」とお人形さんのような姿になった良子が、恥ずかしがりながら告げたのだった。

 うーん、文章力はすごい
冒頭の魔竜院光牙のところとか、文体変えててスゲー! ……と思うところもあるんですが、いかんせん、最後のカタルシスが乏しい。最後に良子がクラスに受け入れられる皿作りをもうちょっと上手く誘導して欲しかったですね。実はみんなが黒歴史持ちで……というのはぶん投げ過ぎというかなんというか。大島のピンチを良子と主人公が助ける、とかでも良かったんじゃないでしょうか。

 でも文章力は確かで挿絵もいいこの一品……判断に苦しみましたが星3つ★★★☆☆で。普通です。

posted by mukudori at 22:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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