2013年10月25日

Happy Death Day2 マーダラーズカーニバル/望 公太

Happy Death Day2 マーダラーズカーニバル (GA文庫)Happy Death Day2 マーダラーズカーニバル (GA文庫)
望 公太 晩杯 あきら

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殺人鬼たちのオフ会

 僕、不二由(ふじ ゆう)と雛村灰奈(ひなむら はいな)は恋人同士だ。ただ、灰奈は人間しか食べられない――食人鬼なのだ。そんな灰奈と一緒のだらけた生活をしていると、『自殺屋ヨミジ』という人間から「殺人鬼のオフ会をしませんか」といきなり手紙が来る。しかも「来なかったらあなたの悪行を警察にばらします。ですが、来てくれたら相応の対価を与えます」とのことで断ることは出来ない。僕たちは手を取って、二人で自殺屋の整えた別荘に向かったのだった。そこには6人の殺人鬼たちがいて――!? 「ハピデス」でGAを震撼させた作者の第二弾!


 うーん、なんというか面倒な小説だなあ。
途中の主人公の推理()では「お前、なんでわかんねえんだよ」と突っ込みを入れたくて入れたくて……。
しかもこれ、灰奈の造形に「Strange Strange」の「人でなしと恋」のパクリ入ってねえか?
あと、映像化は絶対に不可能な作品ですね。まあ、ハピデス自体2巻打ち切りされたけど(笑)。

 ネタバレあらすじー。
『自殺屋ヨミジ』の招待でヨミジの所有する別荘にやってくる主人公と灰奈。そこには『不殺殺人』亜桜玖類(あさくら くるい)、『正義殺人』森原可鳴(もりはら かなり)、『仕事殺人』サイレント、『快楽殺人』椋鳥アン、『閉鎖殺人』百桃雄々男(もももも おおお)、雌々女(めめめ)の双子――の殺人鬼たち、そしてメイドの加奈沢ゆらら(かなざわ -)、ゆりり姉妹がいた。→殺人鬼たちの殺し合いは禁止されているが、ある朝、アンによってメイドのゆららが殺される。それに激昂して恐怖するゆりり。ヨミジは「『殺人鬼たち』の殺し合い以外は禁じてないからね」とアンを許す。だが次の日、ゆりりが朝食を持って行くと、ヨミジが殺されていた。そして唯一の常識人だったゆりりが玖類に刃向い、殺される。推理小説が好きな主人公、『ヨミジ密室殺人事件』をみんなにアリバイを訊いて回る。だがみんな一様に「「「殺してない」」」と言う。詰まった主人公は頭を抱えるが、灰奈は「なんで犯人わかんないの? 最初に『朝食を持って行った時には鍵が掛かってた』って言ってたメイドのゆりりさんが犯人じゃない。難しく考えちゃ駄目だよ」と言う。そう、『密室殺人』と勝手に考えていたのは主人公だけで、他のみんなにはとっくに犯人がわかっていたのだった。→そしてサイレントの「私たちは明日にでも山を下りようと考えているんだが、君たちもどうだね?」と言われて二人も承諾。だがその夜――『正義殺人』、超能力で未来が視えるので「未来の子孫が大量殺人を犯すのを防ぐために現代に生きるそいつを殺す」という可鳴が「未来視でお前が私の未来を滅茶苦茶にするのが見えた!」と言ってきて主人公を襲う。一度は撃退するが、翌朝狙ってくるので「お互いが異性に触れるとそいつを殺したくなる」という幼い双子を可鳴に当てて、殺そうと主人公は企む。だがその双子は逆に撃退されて、主人公ピンチ――なところを玖類が「漫画なんかだと、主人公のピンチに現れるのは友達のヒーローだよねー」と助けに来てくれた。だがこれも主人公の策で、ヨミジを殺した犯人をとりあえず可鳴に押し付けるためだった。→そして迎えの車がやってくるのでそれに乗るが、灰奈が忘れ物をしたので車で待つ。その車の運転手こそ、本物の自殺屋ヨミジだった。殺された偽ヨミジは牙鳥財閥の長男で、あのままゆりりに殺されなかったら、殺人鬼たちを別荘に閉じ込めてバトル・ロワイヤルをさせるつもりだった。主人公はヨミジと話しているうちに、「自分が本当は灰奈を愛していない」ということを見抜かれる。実は主人公は七年前に灰奈の両親が『灰奈のご飯作り』のために自分の両親と姉――本物の不二由を殺した復讐をしたいのだった。主人公の本名は不二甲(ふじ こう)。家族が殺された七年前の姉のバースデーパーティの日、自分は灰奈の気まぐれで命が助かるも、ずっと復讐心を燃やし続けていた。そして少し前、灰奈の両親を灰奈の目の前で殺すも、それを見た灰奈はショックで記憶を失ってしまったので、自分が灰奈を幸せにし、全てを思い出したところで殺してやるのを楽しみにしているのだった。だがヨミジに「あなたの愛情はひねくれていますね」と言われたところで忘れ物を取ってきた灰奈が「ゆうくんにもらったヒマワリのヘアピン、忘れてたんだ! 付き合ってから最初にもらった大事なものだから!」と言って笑ってくるのを見て、初めての「大好きだよ、灰奈」という言葉を言おうか言わまいか迷ったのだった。

 この作者の悪癖ですね。
シリアスな話なのに、ところどころにパロディを入れてくる。
「おっ、迷ったの?」
「そんな三刀流の剣士みたいなことしませんよ!」

……とかですね。ちらほらあります。

 また、上で取り上げたパクリっぽいのも疑惑がありますので……星2つ★★☆☆☆かな。プチ地雷です。

posted by mukudori at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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