2012年12月04日

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上)/佐島 勤

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)
佐島 勤 石田 可奈

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妹は優等生、兄は劣等生

 普通に魔法が存在する現代――日本には魔法科高校があった。東京にある国立第一魔法高校に入学してきたのは、司波達也(しば たつや)と妹の深雪(みゆき)。深雪は一科生の新入生首席だが、達也は二科生――通称「雑草(ウィード)」。「小説家になろう」で長年ランキング一位を獲り続けてきた3000万PVを誇るWEB小説の登場!


 あー、読み難いなあ……。
しかも内容も微妙だし……。まあ、この巻は上下巻構成の「上」……起承転結の「起承」、世界観とキャラの説明しか起こってないからそう思ってしまうだけなのかもしれませんが。

 何が読み難いって、この作者先生の変な改行ですよ。長い文章でもないのに、「」の台詞の中で何度も改行してる。
例:
「摩利、もういいじゃない。
 達也くん、本当にただの見学だったのよね?」

とか、
「大きく出たな、壬生。
 だったら見せてやるよ。
 身体能力の限界を超えた次元で競い合う、剣術の剣技をな!」

……とかですね。数え切れないほどあります。これってWEB時代から全然改稿してないのかな?
編集さんも教えてやれよ。「お前の文章読み難いんだよ」ってさ。
 ついでに吹いたのは、誤字。
「イケメン」が「イメケン」にww WEB時代に3000万PVなのに誰も指摘してやらなかったのかよw

 ネタバレあらすじー。
 魔法が使える現代、魔法科高校に司波兄妹(妹が早生まれなので同学年)が入学してくる。だが兄は二科生、妹は首席入学だった。→その高校では、一科生は「花冠(ブルーム)」、二科生は「雑草(ウィード)」と呼ばれて蔑まれていた。だが、兄は入試の筆記試験ではトップで先生たちからも一目置かれていた。しかし、入試は魔法実技の方が優先されているので二科生となる。深雪曰く、「本当ならお兄様の方が……」とのこと。→兄は1-Eのクラスに入り、そこで西条レオンハルト(通称・レオ)や千葉エリカたち二科生と友達になる。→深雪に生徒会から入会相談が持ちかけられる。深雪は「お兄様も一緒なら……」と言ってくるが、二科生の生徒会入会はいままでに前例が無いので却下。その代わり、風紀委員会の委員長に目を付けられて兄は風紀委員に入会。→兄は「忍術」というのをずっと習っており、そこらの不良ぐらいでは手も足も出ないぐらい体術が強い。その上、魔法分析力に長けており、発動時の呪式を見るだけでどんな魔法が発動されるかがわかるというチートさ。兄の風紀委員入会を面白く思っていない、同じく風紀委員会1年の森崎という奴がつっかかってくる。けれど兄は大人の対応でスルー。→エリカの部活見学に付き合わされる。「剣術部」の見学に。そこでは壬生という女子と桐原という男子が衝突していた。二人は試合することになったが、壬生が優勢になると魔法使用が禁止されているのに桐原が使用しようとしてきたところを兄が乱入して止めさせる。そして「たかがウィードの風紀委員に逮捕されるなんて……!」といったところが刺激されたのかされてないのか、兄に剣道部全員が襲ってくることに。どんだけブチギレやすいんだ、最近の高校生ども。兄はそれを軽くいなした。そこに森崎がやってきて、「あんまり調子に乗るなよ」と言ってきたのだった。続く!

 ……なんだろう……「特異領域への特異点」を読んだ時と同じような読み難さを感じました。
とにかく、文字に対して目が滑るんですよね。つるっと。
 あと、深雪がブラコンという割りには全然絡んでこなくてつまらない。ヒロイン不在
もっと「お兄様大好き大好き〜」って言ってきていいのよ……?
 ついでに、深雪が兄の魔法の実力を持ち上げる割にはその根拠が示されていない。これは下巻で解決してくれるのかな?

 まあ、川原礫先生の寄稿文だけでも買う価値はあるかと。
でも本編は上下巻構成の上巻だけで判断するのもアレですが、星2つ★★☆☆☆。プチ地雷だよ!

posted by mukudori at 17:37 | Comment(4) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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