2012年07月10日

うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。01巻/空埜 一樹

うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。 (HJ文庫)うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。 (HJ文庫)
空埜 一樹 ろんど

ホビージャパン 2011-03-01
売り上げランキング : 122064

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


Fuck'n fool the bad!!(黙れ糞豚野郎ども!)

 私立千陣学園は生徒の能力を伸ばすことを第一とした、超マンモス校だ。そんな学校に、自称「天才」を名乗る男がやってきた! 名前は郡武人(こおり たけと)。将来は首相になりたいという野望を持っている彼は、この学校の生徒会に是非とも入りたいと考えていたが――天音ミコという「会長」を名乗る生徒に連れられてやってきたのは「裏生徒会」!? どうなる武人の学園生活!


 なんかすげー微妙……。
ストーリーは王道過ぎて展開が読める、主人公も「僕は天才ですから」と何かにつけて言っている割には、策が浅すぎるし……。
ヒロインのミコも別段萌える訳じゃないし……。可愛いかと言われと、「あー、うん……普通?」って感じです。主人公相手に「私は彼が大好きだからな!」と宣言する割には主人公がそれをあっさりと流すし、ミコも矢印が男女間のものじゃないんですよね……。
ともかく「淡泊」。これに尽きます。

 ネタバレあらすじー。
 主人公、「編入試験は超難しい!」と言われている千陣学園に入学。曰く「あの程度なら、普段の半分の勉強で良かったですね」とのこと。わー、むかつくー。→生徒たちから畏怖されている生徒会メンバーを見て(会長除く)、生徒会に入りたい思いを決意する。そんなところに「自称」:会長のミコがやってくる。そしてボロっちい「生徒会室」に連れて来られて、入会を迫られる。「会長は自分の私室を犠牲にしても生徒たちに奉公する人材なんだ……」と勝手に解釈して、入会。→だが実はミコが会員が一名しかいない、「裏生徒会」だったことを知る。騙された!→しかし本物の生徒会に行くと、「目の上のたんこぶのミコもろとも裏生徒会を潰してくれたら君を生徒会メンバーにしよう」と会長から条件を突き付けられる。すぐに承諾する主人公→そして裏生徒会に形だけは入るふりをして、虎視眈眈とミコを狙う主人公……かと思えば、ミコに振り回されっぱなしで自分の職務を忘れる。→そんな中、上原佳奈という声楽科の生徒が退学の窮地に陥っているところを、ミコが見逃さず裏生徒会案件として引き受ける。→佳奈は天性の声の持ち主だった。だが気の弱さと生まれつきのコミュ障が祟り、他の声楽科の生徒たちから恨まれていることを感じて、観衆の前では唄えなくなる。→それなら佳奈のライブをしよう! 事前に放送部を抱き込み、「ANKA」という名前で作った音楽CDを流してもらう。全校の評判は上々。近いうちにライブを開くことを広報。→しかしそれが現生徒会に伝わってしまう。だが主人公たちは、「生徒の才能を上げる活動については、生徒会は認めなければならない。ただし観客が一万人以上の時に限る」という学園の規則を持ってきて対抗。もちろん、事前の準備(放送でCDを流す)でチケットの売り上げは一万人を超えていた。→そして佳奈は退学宣告を取り消されて良かったね! ついでに裏生徒会にも入っちゃえ! みんながハッピーで良かったね! 終わり!

 ……という、苦行の290ページでした。
途中に箸休めとして挟まれているモノクロイラストも、もれなく手抜きです。キャラが太ましいし、垂れ乳というかなんというか……。デフォルメと言ってしまえばそうなんでしょうけど……。一番いいのは表紙だけ。良い子のみんなは表紙に騙されて買っちゃ駄目だぜ!
 そして、【】←このカッコが何回も出てくるので目に優しくありません。【天才】やら【生徒会】やら【裏生徒会】やら……。目が痛くなります。
 つーか主人公、自称【天才】の割には策は「学校の規則を読んで穴を突く」……それだけかい!!
 それにしても「KANA」をもじっただけとはいえ、「ANKA」って名前はないと思うんですよね。安価か! ……と突っ込みたくなった人、手を挙げて下さい。ノシ
 あと、キャラも学園設定も作者先生の都合のいいように動かされている。そんな印象です。
ミコが破天荒・事件の元締めキャラなのに、なんで生徒会は他の生徒の首は容赦なく切るのに、ミコは残しておくんだ? と疑問が残ること間違いなしです。

 もちろん星1つ★☆☆☆☆。地雷です。

posted by mukudori at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | HJ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック