2011年09月26日

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 02巻 あら、魔王襲来のお知らせ?/竜ノ湖 太郎

問題児たちが異世界から来るそうですよ?  あら、魔王襲来のお知らせ? (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ? あら、魔王襲来のお知らせ? (角川スニーカー文庫)
竜ノ湖 太郎 天之有

角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-06-30
売り上げランキング : 37405

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


箱庭で本当に得られたもの

「ノーネーム」の問題児たちのもとに、「火竜誕生祭」への招待状が届いた。ウキウキと喜び勇んで行く問題児たち。しかしそこに現れたのは、なんと魔王――!? これは「打倒! 魔王!」を掲げている「ノーネーム」としても見過ごせておけない! どうなる「火竜誕生祭」!?


 今回も面白い物語を読ませてもらいました。
こりゃもう、作者買いしなきゃいけないレベルですな(今のところこのシリーズしか出してないけど)。

 今回は表紙に恥じず、飛鳥がメインの話でした。
それにしても、1巻の後書きで「問題児たちはそれぞれ別の場所から来た」みたいなことを作者が言って(暗喩して)いましたが……まさか呼び出された時代が違うとは。
しかし探してみれば、時代考察しているサイトさんとか……たくさんありました。すごいなみなさん。ハッ……もしかして知らなかったの私だけ!? イマコノネットニハワタシシカイナイ……((((゜Д゜;)))) ガクブル

 飛鳥は「財閥解体」とか1巻で言ってたし、戦後のことだというヒントは出されてたんですね〜。見逃して悔しい! 
十六夜と耀はまだ明らかにされてないけど、今回のキーである「立体交差平行世界論」ってヤツを知ってたので、少なくとも現代〜未来(!?)でしょうね。耀がホント、服装からしても謎なんだよなぁ……。

 今回は敵キャラも良かったのが惜しい点ですね。
ラッテン、ヴェーザー、ペスト。どれもキャラが立っていて、強くライバルとして良い感じでした。女2人に男1人っていう構成も問題児側と同じだしね。退場してしまったのが悔やまれてならない……。最後、「仲間エンド」とかでも良かったと思うんですよね。
作者先生、2巻の後書きで「ネタはどんどん、使い捨てるぐらいの気概で行こう!」とか言ってないで、もっとキャラを大事にしてあげて下さい(笑)。

 にしても、今回は黒ウサギ無双でしたなー。
ステージを月に移せるとか無敵すぎるだろそれww反則過ぎて誰も文句言えないレベルww
でもこれで黒ウサギのギフトも判明しましたし、それならこのギフトを作った蚩尤(しゆう・中国のエライ神様)が最強ラスボスということになるのかな? あくまで現時点での仮定ですが。

 それと飛鳥が新たに手に入れたギフトの「ディーン」も格好良かった! 巨大ロボ最高! ただ、「DEEEEeeeeeeEEEEEN!!」……という鳴き声については賛否が分かれるところではありますが(笑)。

 そして黒ウサギの割を食ったのが、耀……。この子本当に不憫だよ……。
誕生祭のギフトゲームでは負けるし、ペストに罹ってラストバトルでは役に立たないし、そしてそして……「3巻は十六夜メインの回です☆」という不遇っぷり……。普通、2巻で飛鳥ときたら3巻では耀を期待しますよね? あれ、おかしいな別に耀ファンじゃないけど目から水滴が……(´;ω;`)ブワッ

 まあ、私は傲岸不遜メガトンパンチな十六夜ファンなので3巻が楽しみだぜーヒャッハー!!

 ですが苦言も少々ありますが……。
ラストで十六夜に看破されるサラマンドラの策略がちょっと引っかかっりましたね。
「『火竜誕生』祭」だから新しいサラマンドラのフロアマスターの名を上げるために「マンドラがルーキー魔王VSルーキーフロアマスターの対決を画策した」ということですが、それはつまり、=「マンドラは火龍誕生祭に来るのはペストが率いるグリムグリモワールだという事を知ってた」……ということなのに、それにしてはサラマンドラ側はあまりにも手駒が不足してるし、勝つための策もないように見えました。
招待状を送った白夜叉頼みだったのかもしれないけど、それじゃサンドラが魔王を倒したことにはならないし……ノーネームが一切計算に入ってなかったはずの当初の目論みだと、どうするつもりだったんだろう。

 それと、飛鳥がディーンを屈服させるところがカットされたのがなー……。
なんというか、ここぞ! という盛り上がるシーンをカットしたので惜しいんですよね。

 でも面白さは変わらない! 星5つ★★★★★です。3巻の年内発売を祈っていますよー作者先生w

 ……あとウチでも作者のペンネームをイジっておくべきですかね(作者先生が後書きでイジって欲しそうにしているので)。「竜の子太郎」ってなんじゃい! リュウタロスか! 日本昔話か!(笑)

posted by mukudori at 21:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック