2011年08月13日

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 01巻 YES! ウサギが呼びました!/竜ノ湖 太郎

問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました! (角川スニーカー文庫)問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました! (角川スニーカー文庫)
竜ノ湖 太郎 天之有

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神様、問題児たちをどうにかして下さい(泣) by黒ウサギ

 現実の世界では、人間として規格外の力を持った3人の日本人たち。彼らは、異世界で「ギフトゲーム」という命・名声・宝物――などを賭けたバトルをやっている黒ウサギに召喚され、「ノーネーム」というギルドの中で活躍していく。しかしそこに、なんとこの異世界の「元・魔王」がやってきて――!?


 いやー、面白かった!!
スニーカーはこういうのをたまに出してくるから侮れない! ……ただし、今までもちょっと見限ろうと思ったときはありましたが……(例:子ひつじ1巻丘ルト2巻)。

 主人公たちが、あらすじでも説明したように「人間として規格外の能力」持ち、というのが使い古された設定ではあるんですが、面白いんですよね。
 召喚されたのは……
十六夜……唯一の男。ものすごいパワー持ち。破壊臣。小石を投げただけでクレーターが出来る。
飛鳥……お嬢様。言葉で人や物を自在に扱うことが出来る。
耀……動物とならなんでも会話出来る。お供に猫を連れている。
……この3人です。
 ギフトゲームで負けっぱなし、明日への生活すら困窮しているギルド「ノーネーム」に付いている黒ウサギが神様にお祈りして、この3人は日本から異世界へと呼び出されました。
「その才能(ギフト)を試すことを望むのならば、己の家族を、友人を、財産を、安息を全て捨てて、『箱庭』に来られたし」
と。
……まあぶっちゃけて言えば、平穏な日常から命まで賭けることになるバトルに持ち込まれて迷惑千万ですよね。それでも上記の3人は、自分の能力を日常生活で持て余していたので、あっさりとその誘いに乗ります。

 1巻は十六夜の活躍が多めでしたね。でも飛鳥もなかなか奮闘していたし、耀は……えーと、えーと、あ! 「グリフォンに乗って振り落とされないようにする」……という試験で役立ってましたね。でもなんというか、3人の中では本っっっっ当に影が薄いんだよなぁ……この子。

 それはさておき、十六夜の活躍っぷりですよ!
これがマジでスカッと爽快!! 息リフレッシュ!! なんですよ。
圧倒的な戦闘能力だけにとどまらず、機知に富んだ回転の速い頭脳で相手の特性や弱点を見破ってくれる。
こんなにチートな主人公、SAOのキリトさん以来ですよ。
 特に、元・魔王の吸血鬼で「ノーネーム」の元・仲間であるレティシアを解放しようとして、ギルド「ペルセウス」(今巻のラスボス)に正式に闘いを挑むために、みんなには黙ってそれに必要な2つの宝玉を中ボスを倒して取ってきたのが判明したときには、なんというかもう……十六夜さんパネェっす!! アンタになら抱かれてもいい!! ……って感じでしたね。

 そんな訳で、「俺TUEEEEEE!!」体験をしたい方には非常にオススメな一品です。

 ただ、苦言が一点。……というよりも、表紙詐欺
なんで文中&口絵カラーでは「黒」ウサギなのに、表紙では「真ッピンク」ウサギなんじゃーい!!
そりゃ、黒ウサギでは表紙映えしないのもわかりますが……。それなら文中で、もういっそピンクウサギに変更しても良かったと思うんですよね。または「感情が高ぶると黒からピンクに変身する。その時はパワーアップする代わりに、対魔物フェロモンもアップする」とかだったら面白いのに。
 それでもまあ、星を引くほどではないので星5つ★★★★★です。2巻も楽しみ。

※追記(8/20)
よくよく読み返したら、文中214ページの怒ったウサギが本気を出すところで「ウサギの髪が緋色から蒼色に変わった」という表記がありました。表紙詐欺なんて言ってすみません(´;ω;`)
……でもこれ、よく考えたらおかしいよね?「緋色→蒼色」って逆じゃないかーい!! ウサギは黒ウサギなんだから、「蒼色→緋色」が正解でしょう? これは作者もミスをしたということで、お互い様ということにしておきましょう。……しておいて下さい。

posted by mukudori at 00:44 | Comment(4) | TrackBack(0) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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